第3話

繰り返す
13
2026/01/24 23:00 更新
君と出会うために100回くらい転生した、が口癖な人間が居た。もちろん、ある人にだけの。
そのある人は、そう言われる度に微笑んで、
そうなのね、ありがとうと返す。
それは見ていて微笑ましいものだった。
いつもそうなのね、ありがとうと言ってくれる人が居た。自分だけにだ。
毎回そう返される度に、胸が高鳴る。
きっと、自分はこの人に恋をしている。
そう思えた。
そう思える程、綺麗な人だった。
本当に、綺麗な人だった。






いつも、私を殺すために100回は転生した、が口癖の人が居た。その言葉を何回聞いたのか、それは覚えきれない程だ。
その100回分も殺されているけどね、と思いながら
いつも言っていることを言う。
それだけで
今日は終わった。
という達成感がみなぎる。

 私は"光るもの"だ。
 時に、持ち主から取り上げられてしまうが。
 今日も服の中で寝ていた。
 本当に退屈だ。
 この中は狭いし暗いし硬いし良いことは無い。



 自分の光で光るのかって?
 
 太陽じゃあるまいし、そんな事はない。
 
 ただの、刃のついた棒だ。





語彙力さよなら

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