またやっちゃった、、、
バスケ苦手なのに、なんであのとき前出ちゃったんだろ、、、
はぁ、、、
また次の試合だ、、、
でも、今更見学とか言っても先生は許してくれないよね、、、
、、、やりたくない、。
分かってるよ、、、。
またやらかした。
いっつもこう。
だって、だって、だって、
しょうがないじゃん、、
、、、分かってるって、、、。
俺がいなくなったら、みんなはどんな反応するだろう?
、、、今は考えないでおこう。
俺が死んだら、周りはどうなるだろう。
カチカチとゼンマイおもちゃみたいな音を立てて牙を向くカッター。
怖い、、、。

ずっと、この言葉を覚えてる、、、。
面白いくらいこの言葉がズキンズキン響いてくるんだよ。
、、、本当に、ずっと。
大きなもの、残しすぎだよ。
きりやん。
、、、今までの記憶を辿ってみると、全て酷いものばかり。
確かに、これは最低な妄想の自分でしかないのかもしれない。
死ぬのが正しいのかもしれない。
けど、、、
そう言って俺は、毎日のように見てきたきりやんのあの笑顔を心に浮かべて、ニッと笑ってみせた。
今まで嫌ってきた自分を、ようやく抱きしめられるようになった。
ちゃんと、愛してあげられるように。
訳わかんなくて当然だよ。
こんな荒唐無稽な話。
けど、それでも話さなくちゃ。
そう言って、嫌いな自分をさらにギュッと抱きしめた。
夢の世界から覚めた時のように、長いような短いような、時計のマジックのような現象を喰らっていた。
そして、俺はようやく口を開く。
全て終わらせるように、ゆっくりと。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。