数週間後
ピンポーン
インターホンを押して、そう声をかけると
中からドタドタと足音が聞こえる。
ドアが開くと、ひょこっと顔を出す182cmの美青年
玄関に入るとふわっといい匂いがして、
外が寒かったからか、すごくあったかく感じた。
本当にたくさんの日本酒が机に並んでいた。
今日はぐちつぼの家で宅飲みする約束をしてて、
なんなら宅飲み配信でもする?って話だった
お酒が進むと酔いが回って
すぐ眠くなってきてしまった
ぐちつぼはお酒強いね〜
私の目をじっと見つめるその目は
酔ってるせいか、いつもより少し甘い感じがした。
私が返答するまで、ずっと動かずに
じっと、私を捉えていた。
そういうと、右手が私の頭に触れた
大きくて、あったかくて、いい匂いの手。
撫でられてるうちに眠くなってきて、
目を瞑ると、すぐ意識が曖昧になる
呼ばれた気がして目を開けた
顔が赤いあなた
お酒のせいで暑いから少し汗ばんでて
あなたも眠いのね。
目がとろんとしてるよ
ぐちつぼは、少し余裕のない顔をして
私の頭を撫でる手を止めた
いつもとは違うぐちつぼに、ドキドキしてしまって
言葉がうまく出なかった













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!