_ 日本家前にて _
パラオくんがまだ顔赤いからって言って、
そのまま一緒に帰っていたら
もう家に着いてしまった
少し寂しそうに呟いてる、
楽しくてもいつ終わってしまうのは
いくつになっても寂しいよね
その後に手を握る力が強くなった
答えは一つに決まってるよ
私が精一杯伝えたハズなのに
パラオくんは急に笑いだした
私、そんな変な顔してたかな?
カバンの中に手を入れ、
がさごそと何かを探し出した
一体なんだろう
分からなかったら聞いて見るべし!
と思い聞いてみたけど?
見つかる?どういうことかな?
私に笑いかけ、
某連絡アプリのQRコードの画面を私に見せてきた
そういえば交換してなかったよね!
私はQRコードの読み込み画面を開き、
読み込んだ
今日はパラオくんに手のひらで
転がされてた気がする…
だったら最後くらいっ
私は勇気を振り絞って、
後ろを向いたパラオくんにハグをした
自分で言ったのが恥ずかしくて、
抱きしめる力を強くした
後ろからでも分かるくらい顔が赤くなっている
私の手を握り、
手を引いてパラオくんの目の前に
連れてかれた
正面からパラオくんはハグをしてきた
私は恥ずかしすぎて顔を隠しながら、
逃げようと思ったけど…
パラオくんは、私の頬に手を添えた
そんな甘々な雰囲気だったが、
とある一音で一変した
がらがらがら、扉を開ける音がした
そう、扉が開き、
にゃぽんちゃんが出てきてしまったのだ















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!