━━━━━━━━━━━━━━━今日も校舎裏に呼ばれ、蹴られたり殴られたりと散々だった。・・・しんどい。辛い。果たして私の人生に意味などあるのだろうか。
ガチャ
そう我が家に言ってみるが、返事は無い。まぁ、あるはず無い。
母親はリビングひはいなかった。
少しホッとした自分が居た。
数分、散らかったリビングやキッチンを片付けたりなんだりして、私は自室へと向かった。
いつも通りカッターを取りだし、自分の腕を切っていく。
・・・何回切っても自分の血は美しいと思う。
それから少し経って精神も安定したところで、朝会った人のことを思い出した。
今までこんなことなかったのに…あの人はなにかが違う気がした。
1度試しに…メール送ってみようかな…朝あの人が言い切れなかったことも気になるし。
ー某チャット形メッセージアプリー
わ。直ぐ既読付いた。逆に怖い。
電話か…。同じ学校とかそういう関係の人とするの初めてかも…。
ー電話📞ー
プーッ、プーッ、プーッ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!