第107話

第五章『正義の一歩は正しいか?』日常編2
14
2026/02/13 07:27 更新
こんな、杞憂ばかりを考えていちゃ、何も進まない。

まぁ、実際頭の中はコレでいっぱいだが。
宮田香帆
宮田香帆
………ということで、バンドのメンバーは揃ったっすか?
とりあえず、少し前に考えられていたバンドの役割はこんな感じだ。

・ボーカル/貴家えいみ
・ギター(メイン)/俺
・ギター(サブ)/希叶健也
・ベース/千歳アメリア
・キーボード/荒木薫
・ドラム/宮田香帆

ちなみに、氷見は”不気味”だから、除外されたみたいだ。
宮田香帆
宮田香帆
まぁ、今回は皆に、うちのバンドの曲………演奏してもらいたいっす!
宮田香帆
宮田香帆
代表曲の”To-ri-ko”って曲、弾いてもらいたいっすね!
To-ri-koって言われても、ピンと来ないな。

でも、皆は知ってるのか?
荒木薫
荒木薫
To-ri-koって………
荒木薫
荒木薫
私、とても聴いてました!!
え、もしかして……………!!

荒木って、宮田のバンドのファンだったのか!!
荒木薫
荒木薫
その曲………弾けるってことですよね?とっても嬉しいです!
宮田は、笑顔になって
宮田香帆
宮田香帆
ここまで喜んでくれて、ありがたいっす!
と、元気いっぱいに答えた。
宮田香帆
宮田香帆
じゃあ、今から皆に譜面を配ろうと思うっす。
宮田香帆
宮田香帆
沢山刷ってきたっす、なくさないでもらいたいっすよ?
俺にもその譜面が配られた。

一つ一つの譜面が細かすぎて、どうすればいいか分からなくなった。

俺、ずっと希叶の動きだけで学んでたボロが出たもんだ。
新井零次
新井零次
え、とってもムズイんですけど。
希叶健也
希叶健也
それはお前の、今までの練習不足だろう。
希叶は、
希叶健也
希叶健也
僕と、役割でも交換しようか?
希叶健也
希叶健也
別に、どっちでもいいが…………
俺は、そこはいたって希叶に乗らなかった。

ちなみに、俺にはプライドが存在しているからさ。

センターを奪われるなんて、とても胸糞が悪くなるからな。
希叶健也
希叶健也
そうか、変な提案をして申し訳ない。
希叶健也
希叶健也
じゃあ、新井。今から練習を始めようか?譜読みは全て、僕がやる。
宮田香帆
宮田香帆
う~~………右目がどうしても、かゆいっす~~………
貴家えいみ
貴家えいみ
演奏に集中しなさいよ!宮田!!
新井零次
新井零次
いや~~、イントロで俺のメイン演奏とか………
新井零次
新井零次
細かい所はまだ弾きなれないなぁ~。
楽器を演奏しているだけなのに、もう汗だくだ。
希叶健也
希叶健也
ある程度の譜読みは、出来るようになったが………
希叶健也
希叶健也
まだまだ練習する甲斐がある。
希叶は、少し困ったように俺に話した。
希叶健也
希叶健也
どうだ、他のパートに移行しようか。
希叶健也
希叶健也
譜面からすると、サビが簡単だからさ?
新井零次
新井零次
希叶がそう言うなら、ちょっと弾いてみるとするか。
メッチャ簡単そうに見える(つまり、密集地帯ということではない)。

よし、最初にここを弾けたら、とってもかっこいいな!
新井零次
新井零次
希叶!一緒に弾いてくれないか!
新井零次
新井零次
ちょと………ちょっとここが難しい。
新井零次
新井零次
ごめん!希叶!ここの譜面に、ちょっと譜読みを書いてくれないか!!
俺はわがままながらも、希叶に尋ねた。

希叶は、俺がこんな尋ね事をしても、悪い顔はしなかった。
希叶健也
希叶健也
いいよ。これくらい、簡単なものだから。
新井零次
新井零次
じゃ、よろしく。その間、俺はジュースでも買ってきますか。
新井零次
新井零次
希叶も欲しいか?
希叶は笑顔だったが、
希叶健也
希叶健也
いいや。僕は甘い飲み物が好きじゃないから………
新井零次
新井零次
じゃ、俺の分だけ。

プリ小説オーディオドラマ