第42話

ストーリー「俺の欲望」、1
28
2024/05/10 13:46
※このストーリーは前半オリジナル、後半キラさんの創作物語「東方欲望録」を元に作っていますので先にそちらをご覧ください。
それでは本編へ
草薙薇樹
なんで………こんな事……
グシャッ
草薙薇樹
あ"………
なんで………………
雨音夜月
てる!お前どうしたん……
グシャッ
雨音夜月
う"あ"……………
なんで…………………
阿栗葉月
てるさん………目覚まし…
ザクッ
阿栗葉月
ッ……………
違う…………………
なんで……………全員居なくなるの……?
俺は……俺はこんな事………したいんじゃない…………
こんな事の為に……この属性に生まれた訳じゃないッ……!
スッ(両手を見る)
天晴てる
……………………………ッ
なんで………こんな血だらけなの………?
俺は……………親友を殺した…………??
天晴てる
あ……………ぁぁぁ…………ッ……
天晴てる
嫌だ…………そんな訳ない………ッ俺は………俺はッ…!!
血だらけになった両手と服
そして血だらけで倒れている親友達
これは全て俺が"殺"った
親友を亡くした俺に生きる意味は………ないッ
なら………いっその事……
バッ!!!
天晴てる
はぁ……はぁ………はぁ……………
天晴てる
チッ………また夢か……
最近悪夢を見る
しかも親友を"殺す"夢だ
悪夢なんて滅多に見ないのにここ、数日は毎日この悪夢ばかりだ
それに親友を殺す所までは覚めないのに、自殺する前までにはその悪夢から覚める
天晴てる
……………どうせなら……全部移しちまえよ……
そんな事を呟きいつもの服装に着替え、リビングに行こうとドアノブに手をかける
その時だった
ガチャ
紅月茜
てるー起きてるかー
天晴てる
ん……?うわぁ!?あ、茜…!?な、なんだよ……
紅月茜
なんだよって確認だよ、か・く・に・ん!!
天晴てる
確認〜?
紅月茜
そ!お前がちゃんと起きてるか俺が確認しに来たんだよ
紅月茜
でも意外に早起きしてたから心配はいらなかったな
紅月茜
じゃ、お前は早く降りてこいよ〜じゃねぇとお前の分の朝飯も俺が食べちゃうぞ?
天晴てる
は!?ちょおま!それはやめろ!!
紅月茜
なら早く降りてこーい
天晴てる
言われなくても分かってるっつーの!!
タッタッタッタッ
俺は知らなかった
この後あんな事が起きるだなんて
知る由もなかった
予定より遅くなってしまいすみません💦

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