近くに会った窓のカーテンがなびいたことに気づいた。
私が呆然と立ち尽くしてると、笹塚さんが酷く焦りながら走ってきた。

笹塚さんは、もしかして、会ったの？と真剣に聞いた。

笹塚さんはしばらくの間地面を見て黙り込んではっとし、すまない独り言だよ、と言った。

あれからして直ぐに私は返された。
帰り道気、コンビにによって肉まんを買っていった。

私と弥子ちゃんで肉まんを食べている。
二人とももごもごしながらの会話だ。

パソコンに目を落としていたネウロが、不機嫌な声で私に視線を向けた。
ネウロはとても不機嫌だ。

ネウロを刺激しないように、なるべく無感情で答える。

ネウロは静かに椅子から立ち上がり、私のところへ歩いて来る。

ネウロは私の手首を掴み、持ち上げた。

ネウロは私の裾にあった何かを手で取ると、すぐに潰した。

ボソッと愚痴をこぼす。

ポケットから再生機を取り出して、私がこぼした愚痴だけを再生する。
それを持ちながら、私に迫ってくる。
私は驚きのあまり腰を抜かし地面に座り込んだ。

いつの間にかネウロは手に鎖付きのリードと縄を持っていた。
瞬きするまに私は縄で縛られ、首にはリードが着けられてあった。
そして、首には私はあなたの犬です。と手書きで書かれているボードが掛けられていた。

弥子ちゃんは、ごめんね、と申し訳なさそうにしていた。

ネウロはわざわざ目線を私に合わせる為、膝を着いて座り、足を出した。

ふと、悪いことを思いついてしまった。
普段からドキドキさせられているのだから、これを機に逆にドキドキさせてみるのは有りなのでは？

投稿日
2024/7/15