第3話

1.夢
82
2025/01/11 23:47 更新
タッタッタッ…

暗い暗い、ジメジメとした廊下を駆ける。
地獄みたいな廊下だけど、もう怖くない。
ドキドキする心を落ち着かせて、廊下の突き当りにあるドアを開ける。
彩花
彩花
ししょ〜!!!
シヴウェン
彩花、今日は早いですね。
師匠___もとい、第六部隊元隊長兼現官庁。
シヴウェン・ダイシエル。
私の上司であり、恩人であり、師匠なのだ!!
彩花
彩花
早く!ねね!早く早く!!修行しよ!!!
シヴウェン
はいはい、分かりました。元気ですね。
師匠は苦笑して、イスを立った。
彩花
彩花
やったぁ〜!!
そう、あの頃は良かった。幸せだった。
あの頃は________、



















彩花
彩花
あ、…
目をあけたら、薄汚れた天井があった。
見慣れない天井だ。ふと目に違和感があり、目に手を当てる。

目が濡れてる……あぁそっか。


彩花
彩花
師匠は__もう、いないんだ死んじゃったんだ
彩花。14歳。
孤児だった幼少期、シヴウェン・ダイシエルに拾われ、そのまま弟子となった。監獄塔に住み、シヴウェンの四凶支配を習い継いだ幼き実力者。
また、狐の尻尾と耳が生えているが、自分自身も自分の種族や家族の事をよく分かっていない。


また、師匠であり、人生の恩人であるシヴウェンが亡くなったことにより、絶望している模様である。




続く

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