待ち合わせ場所の公園、噴水前でひたすら
水面に映った自分を見つめる。
こんなにしっかり化粧をしたのも、
ちょっと香水をつけたのも、髪を少し
巻いたのも…ぜんぶ、初めて。
変じゃないかな…。
水面を見つめ続けているところで、わっ
と以前のように驚かされて危うく噴水に
落ちるところだった…のを、慌てたのか
私を咄嗟に抱きしめてくれた。
……えっ、抱きしめてくれた!?!?
だ、抱きしめてもらった…!!!!///
スタンリーの私服、かっこいい…。
普段学生服しか見たことがなかった。でも、
下は恐らく白の長袖で、青のバルーンデニム
に黒の革ジャケット。おしゃれだ…。
" じゃ、行こうぜ "と腕を組ませて
きたスタンリー。距離、ちかっ…いい匂い
する…。
でも…どこに行くんだろう?
スタンリーがドライブで連れて来て
くれたのは、山の上。絶景スポットで、
青い湖と青い空、そして山の景色を楽しむ
ことのできるカフェだ。
湖や山々のほうに向かって漕ぐブランコ。
丁度人も少ないみたいだし…今のうちに
乗ってしまおう!
そう言って、若干静かなスタンリーと
一緒にブランコに乗る。
それにしても…なんで急に撮るとかって
話になったんだろう?
スタンリーがブンブン漕いで、風が
ふいて。きれいで、楽しくて
隣には、もちろんだけどスタンリーがいて。
改めてそう言う。きっとスタンリーと見た
から、もっと綺麗に見えてるんだろうな。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。