第129話

💥
105
2026/03/05 09:00 更新










菜畑 理久
 な、んで … 
 
嵩瀬 紅哉
 オマエのことだ 
 
嵩瀬 紅哉
 あなたの様子 見に来ると思ったんだよ 



  そう言うと どんどん近づいてくる紅哉



菜畑 理久
 ( なんでもお見通しだったわけか、 ) 
 
菜畑 理久
 … 近づかない方がいい 
 
菜畑 理久
 オレは… あなたを殺したんだ 



  ここで止めなければ… オレの決めた意思が
  揺らいでしまいそうになる



嵩瀬 紅哉
 別に殺してなんかないだろ 
 
嵩瀬 紅哉
 あなたは… まだ生きてるんだ 
 
菜畑 理久
 っ、! 



  あまりにも真っ直ぐな眼差しで言う紅哉
 

菜畑 理久
 あれを、、“ まだ ” 生きてるって 
 言うのか ?!
 
菜畑 理久
 あんなの、あんなの…ッ ! 








     「 あんなのはあなたじゃない 」





  そう言いかけたがなんとか直前で止めた



嵩瀬 紅哉
 … 言いたいことはわかる 
 
嵩瀬 紅哉
 自分の力でなんか生きてない 
 
嵩瀬 紅哉
 機械でなんとか生かされてるんだ 
 
嵩瀬 紅哉
 それでも、それでも … 











嵩瀬 紅哉
 オレはあなたを信じてる 
 
嵩瀬 紅哉
 今目覚めなくてもいい、何年後 
 何十年後でもいい
 
嵩瀬 紅哉
 だから絶対 見捨てたりしない 
 
菜畑 理久
 ッ !、 



  そうだ、いつも紅哉はそうだった
  あなたを信じることができる。
  きちんと待ってあげられる。
 
  それなのに、オレは… オレは、、 



菜畑 理久
 … 身勝手、だったな、、 
 
菜畑 理久
 まだ生きてんのに死んだとか 
 あなたをまた見捨てたりとか …
 
菜畑 理久
 … ごめん 








嵩瀬 紅哉
 … ほんとはオマエを殴りたい 
 
菜畑 理久
 … え ? 



  自分のか弱さに気づき謝った矢先、突然
  何か言い出し始めた



嵩瀬 紅哉
 バカだ、何やってんだって 
 キツく言いたい
 
嵩瀬 紅哉
 でもそれは、あなたをこの状態に 
 させたことについてじゃない
 
嵩瀬 紅哉
 毎回、あなたから逃げてることに 
 言いたい
 
嵩瀬 紅哉
 … 頼むから、オレはオマエをもう 
 許すから、、
 
嵩瀬 紅哉
 逃げずに居てやってくれ、 
 そして向き合ってくれ
 
菜畑 理久
 … 



  当たり前だ、当たり前であろう
  もう逃げない。もう逃げたくない。



菜畑 理久
 あぁ、二度と逃げないって誓う 
 
嵩瀬 紅哉
 二度逃げたから そこは三度って言え 
 
菜畑 理久
 すまん。三度な 
















𝐍𝐞𝐱𝐭

プリ小説オーディオドラマ