翌日
昨日より早い登校時間
私は優等生??だから
もちろん時間通りに起きて
時間通りに登校する
クラス表と自分の席を確認する
周りを見回すと
既にみんなは各自グループを作っていて
「呼んだ?」
声のする方向に振り向くと
いや、呼んでないです
ウヌくんじゃなかったけど
友達が来たから安心
どかっと席につくニキは
私の隣に座ってスマホを見始めた
ニキらしいな
なんて思いながら
ニキの本当の席を確認しにいくと
まさかの私の隣だった
私とニキの席は
一番後ろの端っこ
席が貼られている表は黒板
一番前
あんな大声を出したら
みんなと言っていいほどの視線が
私に向けられる
恥ずかしさを紛らわすように
ニキさんの方を見ると
私のことを鼻で笑いながら
窓際の方向を見始めた














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。