疲れた…疲れた
なるべく人に話しかけられないようにして帰ろうとしたら
相澤先生にこう言われてしまった
「放課後伏見の個性把握テストを行う。見たい者は来い」
憂鬱としか言いようがない
笑顔を浮かべて
大人しくついていくことにした
何故こんなにも人がいる?
そんなに私が物珍しいか
周りの者たちを気にすることなく
先生はテスト開始を告げる。
先生は別にいいが
周りの野次馬の心の声がうるさい
最近の子供が怖い…
まあそれは置いて
一通り球を投げたり走ったり
体を伸ばしたり…
記録らしい記録。
身体能力は普通の妖怪と同じくらいだから不安だったが
学年2位だったそうだ
終わって職員室に訪れようとしたが
妙に視線がグサグサ刺さる
爆豪君は
自分より順位が下なのが気に食わないだとかで
話しかけてきた
先ほどの声と違って優しい心の声だ
変人だが悪そうな雰囲気は感じられない
そのまま述べたら
どうやら彼には地雷だったらしい
目尻が吊り上がり
ご不満な様子。
緑谷君は軽く会釈して爆豪君を止めに行った。
よほど問題児なのだろう
厭、彼等2人か
緑谷君の身体には傷があるらしい。
通常の人間には見られない傷。
彼の個性は
「オールフォーワン」だった
私はこの時気にも留めなかった
この個性の所為で…おかげで
数回目の学校生活も平穏に過ごせなくなるのも知らず。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。