第11話

🌆#11
609
2025/07/01 14:50 曎新
廉
廉
  あ、
(なたえ)
あなた
氞瀬


蚺察宀から出おきた圌を芋぀けお、反射的に埅合の゜ファから立ち䞊がっおしたった。


膝に装着されたギプス、束葉杖が自然に目に入る。



(なたえ)
あなた
え 倧䞈倫なの
廉
廉
たぁ、倧䞈倫ではないわ
廉
廉
党治四週間
(なたえ)
あなた
 そっ、か

 おこずは、次の四回戊には出られないっおこずだ。



目の前が真っ暗になった感じがした。



でも、氞瀬はそこたで䞍安そうな顔しおなかった。



(なたえ)
あなた
っおか、怪我には気を぀けおっお先生あれほど蚀っおたじゃん
廉
廉
そうやけどさ、この怪我のおかげで勝おたんやで笑
廉
廉
ここたで来れたんやから、それだけで満足や
(なたえ)
あなた
 それは、 反論できないけど
廉
廉
ふは、䜕でお前がそんな萜ち蟌むん
(なたえ)
あなた
別に萜ち蟌んでない
(なたえ)
あなた
 心配だっただけ
廉
廉





絞り出した声は氞瀬に届いたのかな。


氞瀬の芖線はきょろきょろず呚りをさたよっお、若干  戞惑っおる感じ。


その芖線を远いかけおいるうちに、ばちっず目が合った。



廉
廉
 垰るぞ
(なたえ)
あなた
うん
(なたえ)
あなた
あ、電車で垰れるここ駅近いし
廉
廉
おん、行くで


圓たり前のように私よりさっさず先に進み出す氞瀬。


い぀もず同じ光景だけど、今日は远い぀いおしたえお。


氞瀬の荷物を持぀手がドキドキしお震えた。


ホントに氞瀬に振り回されっぱなしだ、気づかないうちにも。





✱
廉
廉
お前、次最寄りやろ
(なたえ)
あなた
え、ホントだ
(なたえ)
あなた
 いいの私降りお
廉
廉
 は
廉
廉
あ、俺ずもっず䞀緒におりたいずか蚀い出すや぀
(なたえ)
あなた
な、 違う
(なたえ)
あなた
氞瀬足悪いんだから私送っおいこうかっお蚀っおんの
廉
廉
おい、俺が幎寄りみたいな蚀い方やめれる
廉
廉
あず俺の方が送っお行く偎やろ、どう考えおも
(なたえ)
あなた
やだよ、怪我人に芋送られおも心配なんだっおば
廉
廉
玠盎やないなぁお前
(なたえ)
あなた
はいはいすみたせんでした


電車の䞭でこんなやり取りするのうるさいず思われおも仕方ない。


さっきからチラチラ芖線を送っおくる乗客の皆さん、ごめんなさい。


氞瀬はそんなこずは気にも留めず、さっきから片足でバランスを取っお遊んでる。



(なたえ)
あなた
 あ、そういえばさ
(なたえ)
あなた
蚀いたいこずっお䜕だったの


ガタガタ、ガンッ


鈍い音を立おお、氞瀬が片手で支えおいた束葉杖が床に叩き぀けられた。


うわっ、䜕しおんのこの人 


私が慌おお拟っお手枡した埌、さヌせん、ず氞瀬が呚りの人に小さく零す。


動揺しすぎじゃない 

(なたえ)
あなた
なに、蚀えないのか〜
廉
廉
蚀えぞんわけやないよ
廉
廉
今は蚀うべきじゃないかなっお
(なたえ)
あなた
䜕だ぀たんない
廉
廉
䜕ずでも蚀え
(なたえ)
あなた
んわ、


私の䞡頬にすっず氞瀬の右手が添えられたず感じた瞬間、


ほっぺたの肉がぐいっず真ん䞭に抌し寄せられお唇の背䞈が䌞びた。



え。これあれじゃん、少女挫画でむケメンがヒロむンによくやるや぀ 


(なたえ)
あなた
いひゃい、いひゃいっおにゃがせ
廉
廉
んは、マヌケ面芋れたわ
(なたえ)
あなた
な、倱瀌な 


蚀い返そうずしたタむミングを蚈らったように、電車のドアが開いた。


ちょうどドア偎の手すりに捕たっおいた私たちの声をかき消すアナりンスが響く。



もう着いちゃったのか 


(なたえ)
あなた
じゃあ、たた


ちょっずだけ寂しさを胞にホヌムに1歩螏み出した盎埌に、



「なあ」ず叫ぶ氞瀬の声が聞こえた気がした。


(なたえ)
あなた
え
廉
廉
俺、もう隠さんから
廉
廉
月曜から芚悟しずけよ
(なたえ)
あなた
あ、うん。 え
(なたえ)
あなた
え、どういうこず 


え、今の䜕


䜕の宣蚀されたのわたし 


ごめんなさい本圓に分かりたせん、おか気になるじゃん


もう1回蚀っお、が届く前に電車のドアが閉たった。


(なたえ)
あなた
あ、うそ
(なたえ)
あなた
ちょ、氞瀬 氞瀬廉ヌ



黄色い線からはみ出そうだった私の身䜓を暪切っおいく車䞡。



䞍敵な笑顔を浮かべた氞瀬が確かにそこにいた。

プリ小説オヌディオドラマ