第13話

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2025/12/27 10:00 更新
















ツバキ
_____…



ツバキ_____本名・木白路 椿キシロジ ツバキ


彼女は元捨て子であった。


そして裏路地に捨てられていたツバキを、拾ったのは。












あなた
_____ポートマフィア





ツバキ
……!!



ツバキは声がした方を振り返る。


いつの間に着いきていたのか、後ろにいたのは
先程別れたはずの武装探偵社社員、霜月 あなたの偽名。



あなた
記憶の端に何処かで見た顔だと思ったんだけど、思い出したわ


ツバキの住むマンションの手摺に体重をかけ、
得意気そうにニヤリと笑った。

あなた
数年前、抗争の時に必要だったからポートマフィアの構成員資料を手に入れた事があるんだけど、その時に見たんだね






ツバキ
…貴女は何者なんですか?


ツバキは否定することなく、
何も言わずにその事実を肯定とする。


あなた
情報屋暗殺者・如月あなた

ツバキ
…如月、…って


ツバキは目の前の女を凝視する。


ツバキ
裏社会最強最凶の情報量と暗殺能力を持つ …っていう、あの、ですか

あなた
まあ、そうだろうね

ツバキ
…そんな方が何故探偵社に…というよりも

ツバキ
何故私の元に?


あなた
……それはねえ


あなたが一歩、ツバキに近づく。


ツバキ
……


あなたがツバキに近づいていく毎に、

ツバキの表情が固くなる。












あなた
_____私の仲間にする為だよ













ツバキ
……え?
 
ツバキ
でも、貴女は確か…孤高の…


「まーそうなんだけど」あなたはツバキから一歩引く。


あなた
それは組織に属するのが嫌なだけで、別に人と話すのが嫌いなわけじゃ………いえ、嫌いだけどね

あなた
でも私は、自分がおもしろいと思った相手との会話は嫌いじゃない。

あなた
貴女は私がおもしろいと思った数少ない人間のうちの一人。だから誘ってるんだよ


あなた
どうせ、居場所も無いんでしょう




ツバキ
……


あなた
因みに今私が探偵社に偽名で働いてるのは
あの神尾葵について調べるため

ツバキ
あの…ずっと笑顔だった方ですか?

あなた
そう。アレの正体は恐らく、外つ国の諜報機関の幹部諜報員。ヨコハマに何か良からぬ事を考えているっていうリークが入ったから、私が仕方なく潜入して探ってんの


ツバキ
…成程


ツバキ
……でも本当に良いのですか?私が貴女の仲間になんて…

ツバキ
素性だってあまり分からないような女なんです、何時裏切るか分かりませんよ



「大丈夫」あなたが言う。


あなた
貴女は裏切らない。

ツバキ
…何故そう思うんです?


あなた
ただの勘。でもま、私の勘は当たるからね


あなたがそう言い切ると、
ツバキは少し瞠目してから、クス、と笑った。


ツバキ
…そうですか…勘。

ツバキ
……分かりました


覚悟を決めたように、ツバキがあなたの目を見る。


ツバキ
貴女の仲間になりましょう


あなた
…んふ

あなた
どうぞよろしく、ツバキ


あなた
ようこそ








"暗い光の差す世界へ"











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