第2話

💎
127
2024/04/14 08:53

ふぅ…
じゅんの姿が完全に見えなくなったところで私は一人で歩き出す。
ドンッ
(なまえ)
あなた
痛っ…
スア
スア
あっ、ごめんねぇ〜?
ぶつかっちゃった〜www
ソヨン
ソヨン
もう、スア〜www
可愛そうだってぇwww
スア
スア
ソヨン、笑いすぎ〜www
ソヨン
ソヨン
いやいや、この女が悪いんだよ〜
私のじゅんくんに近づくからぁ
スア
スア
それはそうだよwww
ちょっと可愛いからって調子乗ってんだよwwwソヨンのほうが何倍もかわいいってwww
ソヨン
ソヨン
え、だよねーwww
あーあ、はやくじゅんくん私のものになんないかなぁwww
何なのこの人たち
なんで絡んでくるの
可愛くなんて、少しもないし。

わかってるよ?わたしがじゅんの隣りにいるなんて、ふさわしくないって…
(なまえ)
あなた
ソヨン
ソヨン
え、なに、ちょっとはなんか言いなさいよ
感じ悪っっっ
スア
スア
ソヨンに幼なじみ取られると思って怖くなっちゃったんじゃなーい?www
ソヨン
ソヨン
なにそれwwwおもろwww
私が歩きだすと、そんな文句が聞こえた



幼なじみ、幼なじみって…
言われるたびに胸が少しチクッとするのはなぜだろう。
じゅんは私がいじめられていることを知らない…



今日のように、いつも駅からは別々で登校するから。





迷惑、かけたくないから…
じゅんと私はクラスが別だから、基本学校中にあうこともないし、帰りはじゅんは部活に所属しているため、朝さえ乗り切れば、私がいじめられていることをじゅんは知ることがないはず。
ソヨンとソアのクラスは、最悪なのか、不幸中の幸いなのか、私と同じだ。
だから、私は常に一人で行動している。
私何かと仲良くするなんて…
(なまえ)
あなた
迷惑、だから…

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