『おはよーございまーす!!』
玄関の方から
元気な声が聞こえる
狗神「おう、おはようマリ」
鞠「おはよう 狗神さん。
あの、もう朝食は取りました?
サンドウィッチを持ってきたんで…
みんなで食べませんか?』
織「ジャストタイミングだぜ!マリ!!」
晶「わーい朝ごはんだー!」
狗神「てな訳で、頂いてもいいかな?」
鞠「良いですよ!」
、
「「いっただーきまーす!!」」
鞠『どうぞー』
モシャモシャモシャモシャ ング
・・・・・・
・・・・・・・
狗神「いや〜悪いね
ウチは料理がちゃんとできるヤツ
ミハイくらいしか居なかったんだよね」
鞠『ミハイ…?え、他にも人(?)いるんだ』
狗神「嗚呼、ミハイは吸血鬼なんだ。
あいつは物凄く長い時間を生きていて
大抵の事は職人並みにできる」
鞠『じゃあ、その人が
ご飯作ればいいんじゃない?』
織「モシャモシャ、ミハイさんはな、モシャ
いつも部屋にこもりきりで モシャ
モシャ オンラインゲームしてて
部屋の外に出てくることは滅多にないんだ モグッ」
鞠『そうなんだ』
晶「も〜織!食べながら喋んないでよ
汚い!」
織「わりー ゴックン
ほらこれでいいだろ」
ガチャッ
全員「 ん?」
狗神「なッッミハイ!?」
ミハイ「オイ、珍しく美味そうな
匂いがするのだが何を食っt…
ん?なんだこの娘は、狗神また
新しい奴を雇ったのか?」
狗神「嗚呼、そうだ。
というかミハイ、おまえが
部屋から出てくるなんて珍しいな」
ミハイ「そうそう、この私が仕事を受けてきてやったのだ
有り難くお前らが受けるといいぞ」
狗神「・・・はぁ!?またおまえ勝手に!」
鞠(うわぁ、ものっそい上から目線)
ミハイ「何を怒っている?
むしろ喜ぶべきだぞ?
せっかくのレベルアップのチャンスだというのに」
晶、織、夏羽「なる…ほど…!」
狗神「おまえらミハイの言葉に
流されるんじゃねーぞε=(・д・`*)ハァ…」
狗神「まあ 受けてしまったもんは
しょうがねー
マリ、初仕事だ。気を付けろ、ミハイの
受けた仕事は大体、かなりハードだ。」
「織、晶、夏羽、マリのサポート頼むぞ!」
3人「「りょーかいっ」」
ミハイ「よし、行ってこい」
全員「エッ、今直ぐに?」
ミハイ「キョトン 嗚呼、そうだぞ」
全員「「えええええええぇぇ!?」」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。