.....
なんで...
なんでそんなこというの...?
かなしいよ...
_________________________________________________
......
……ん...
ま、眩しい...
バッ
ベッドから身体を起こした
頭に響く鈍い痛みに思わず顔をしかめる
時計を見ると針は16時半を指している
ふと、視線を下げた
そこには椅子に座り、
ベッドに突っ伏して寝ている健がいた
ピピピピッ
再度頭を襲う鈍い痛みに顔を歪める
消え入りそうな声で返事をした
そう言うと健は俺の身体をベッドに戻す
健が俺を見つめる
健はそう言うと、俺にどんどん近づいてきた
そして……
チュッ
健は俺の額にそっと唇を落とした
…………
...ボンッ
_________________________________________________
健 (アイツが俺のことで寝れなくなってたのか...)
円(アイツからのキス...案外、)
健/円「「悪くねぇな.....」」
もう...全部熱のせいだ
こんな考えが浮かぶのも、
心拍数がこんなに上がっているのも、
...全部熱のせいにして寝ることにした
.....もちろん、
窓に映った俺の顔が赤かったこともだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。