コツ…コツ…
廃墟のビルの中を1人で歩く。
低級呪霊がいれば、私の式神に喰わせる。
白狐と冷狐。
この2匹は私の式神。
私の影からできる狐の式神だ。
白狐は白く、しなやかな動きをする狐。
冷狐は水色で、相手を凍らせることができる狐。
大体はこの2匹で倒せる程度の呪霊だ。
ドゴォォォッ
帰ろうとした瞬間、建物が大きく破壊された。
頭上を見ると、巨大な1級呪霊がいた。
炎狐。
それは、炎を発生させることのできる赤色の狐だ。
私の式神の中でも2番目くらいに強く、
頼りになる狐だ。
私は手で狐の形を作り、それを影として落とすと、
と言って、炎狐を出した。
炎狐の口から炎が噴き出る。
呪霊は、その炎に焼かれてあっけなく消えていった。
そう言うと、私の中に狐たちは戻っていった。
任務が終了したのを確認し、私はさと先が待つ外へ出た。
次回
梟の集団













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。