第7話

#5 🧸
255
2024/04/19 10:00












あなたside










あなた
ただいま
フェンファン
おかえり
あなた
はぁ…












生理前だからか、今日一日体がだるかった。

家に着いてすぐ、限界に達した私はソファーに倒れ込んだ。










フェンファン
大丈夫?体調悪い?
あなた
…体だるい











冷たくしたくないのに、そうなってしまう私に嫌気がさす。











フェンファン
そっか、お風呂沸いてるから入れそうなら入ってきたら?
フェンファン
荷物片付けとくから
あなた
ん、ありがと











正直動きたくなかったけど、これ以上フェンと話したら、冷たいどころか酷いことを言ってしまいそうだった。

重い体を起こしてお風呂に向かった。

お風呂で体を温めたら、少し楽になった。
あとでフェンに謝らないと。










あなた
ただいま
フェンファン
おかえり、ご飯できてるよ
あなた
ありがと












だるさが和らいだとはいえ、ゼロになったわけではないので、ご飯を食べ終わったらまたソファーに体を預けてしまった。

キッチンではフェンが後片付けをしている。

本当に申し訳ないなという気持ちでいっぱいになった。

色々としんどくて目を閉じていると、片付けが終わったのかフェンが隣に座った。










フェンファン
はい、ハーブティー
あなた
ありがと











こんなにいい人がいるのか。

ハーブティーを持ってきてくれたと言うことは、彼も私がそう言う時期だと分かっているのだろう。









あなた
フェン、ごめんね
フェンファン
なんで謝るの?
あなた
何から何までやってもらっちゃって
あなた
しかも冷たくしちゃって
フェンファン
いいんだよ
フェンファン
あなた頑張ってるから
フェンファン
俺がしたくてしてることだし
あなた
もう、フェンがいてくれてよかった
フェンファン
ちょっと、泣かないで











泣きそうになっている私を、彼は笑いながら優しく抱きしめてくれた。

彼の温もりと優しさでもっと涙が溢れてくる。

肩に顔を埋めると、彼は私を抱きしめる力を少し強めた。










フェンファン
しんどいね
フェンファン
なんでも言ってね、できることならやるから
フェンファン
一緒に頑張ろ





















Fin.

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