第8話

✩.*˚
172
2026/05/28 12:58 更新
あれから暫くし、七瀬の怪我も治ってきて無事2年になり今は7月。

暗殺科と毒殺科の合同校外学習日。

本当は毒殺科だけのやつも4月にあったけどその時、喘息の事で行けなかったので今回が初となる。

校外学習の内容は暗殺科、毒殺科でサバイバルゲーム?みたいなものをするようだ。

各々ペイントの着いたナイフ、銃を持ち相手にペイントをつけるゲーム。

一滴でも、ちょっとでもペイントがつけば即脱落。

そして最終的には相手チームを全滅させるという

ルールは単純なサバイバルゲームだ。

でもこれは暗殺科が有利な為毒殺科は毒の使用を許可する。

しかし、殺しは無しとする。

『楽しみだね〜』

(え、いやどこが?)

(...私初めての校外学習なんだけど...)

(なんで合同?)

(しかも暗殺科...マジ最悪だ...)

暗殺科といえばあの4人、問題児4人組だ。

出来るだけ良い成績を残したいがあの4人に会えば成績どころか一瞬にしてやられる。

『まぁまぁ毒使えるからいけるでしょ』

「フラグ立てるのやめてもらえる?」

『ていうかこの間のは喘息で休んだでしょ?』

『今日は大丈夫なの?』

「うん...多分いけるんじゃない?」

『派手に動きすぎないようにね』

「そっちも怪我治ったばっかでしょ」

『あなたよりかは全然元気だよ!』

「...不安しかないんだが...?」

エリアは街全体。

今は事前に各持ち場にて待機中。

先生の合図を待っている。









バンバン

スタートの合図がなった。

「始まった...」

遠くから既に銃声が聞こえる。

『頑張ろーね』

「そうだね」

『てかさ私ら囲まれてるよね』

「うん、ざっと10人」

「5、5ね」

『おっけー』

10人ほどに囲まれていたがどれもこれも隙ばかりで簡単に終わっていく。

「なんか怖いわ」

『それな、こんな簡単に終わっていっていいのかって感じ』

「でもまだ3時間しか経ってないよね」

「それでもう残り10人とか...」

絶対あの4人組のせいだろう。

私と七瀬は一旦別行動を取ることにした。

ずっと一緒にいては一気にやられると思ったからだ。

(ちょっとやばいな...)

周りには全くの気配が感じ取れず、何処に誰がいるのか全く分からない状況になっている。

ちなみに毒殺科は私と七瀬しか残っていない。





『動かないでね〜』

最悪な人に見つかった。

...全く気づかなかった。

いつの間にか私の後ろに立っていてペイントの付いたナイフを首元に当たるか当たらないかの所で止めた。

呼吸の仕方を間違えただけでもインクが当たってしまいそうだ。

『あれ?対抗しないの〜?』

ウザったらしい...少しでも傷を付けて傷口に毒を入れたいところだが私にはそんな技術はなく、しかも南雲相手となれば尚更だ。

私は腰に着いている毒の入っているポーチから猛毒の針をこっそり取り出し、南雲に刺そうとした...だが

『うわっ』

軽々と避けやがった。

(チッ...)

でも距離が取れたからこれで良しとしよう。

『あれ?逃げないの?』

「逃げたところで意味が無いのは分かってんだろ?」

『そっか〜』

なんなんだ自分から聞いといて...

そして背後からとてつもなく人の気配がした。

(...後ろにいるヤツ気配隠すの下手だな)

振り向けば私にナイフの刃が向かっていた。

が、それを私は避けた。

『んなっ!南雲!ちゃんと気ィ逸らしとけよ!』

なんて最悪なメンツなんだ...姫奈が来てしまった...

プリ小説オーディオドラマ