そして翌日。
私はまたベッドの上で昨日の発言を思い出す。
「絶対に幸せにします」……そうだけど、
なんか結婚の挨拶みたいな感じになってた。
壁に掛けられた、まだ生地が堅い制服に手を伸ばし
寝ぼけた頭を起こしながら着替える。
…そうだ、もう言っちゃったんだからしょうがない。
昨日も言った通り、もうアタックするだけ。
昨日よりは目を見てくれるようになった佐伯さんに
内心嬉しくなりながら席に座る。
今日も小説を読んでるみたいで、
俯いた顔に横髪がかかって綺麗。
芋けんぴ…が髪に付くとは摩訶不思議だけど、
そういって慌てる佐伯さんの表情は
コロコロと変わって面白い。
窓から入り込む桜の香りが鼻をくすぐり、
風が髪を揺らす。
恋愛フィルターなのかもしれないけれど、
それでも目の前の想い人は黒髪を揺らして
絵の中の人物かのように綺麗だった。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ☆×200













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。