珍しくみんなで集まっての会議中LANは居眠りしてしまい、みんなにお寿司を奢ることになってしまった。
奇跡的にみんなが会議の後の予定を入れていなかったため、すちが提案したお店は会議していた場所からそこまで遠いところではなかったため歩いて向かうことになった6人。
「食えー!!」と言ったタイミングでLANは万歳の姿勢で背をのけぞらせていた。ちょうどその時、ビルの上の鉄パイプが自分たちの上に落ちようとしているのにLANだけが気づくいた。
LANは「逃げろ」という言葉より先に体が動き、自分以外のシクフォニメンバーを後ろから自身が倒れ込むようにして押した。
ドンッッッ
…ガラガラ……ガッシャーン!!……カラカラ…
ビルの上から鉄パイプが雨のようにLANの身体に降りそそぐ。
「キャーーーーーー!!」
「きゅ、きゅうきゅうしゃ!誰か救急車呼んで!!」
「うぇーーーーーーん!!!!」
LANが身を挺してメンバーを押したのでメンバーに怪我はなかった。しかし変な体制で倒れたLANは鉄パイプの下敷きになっていた。
LANの太ももにはパイプが刺さり、頭からは大量に血がどくどくと流れていた。
唯一良かった点はLANがすぐに気を失っており、痛そうな顔をしていなかったことか…
いるま以外のメンバーが駆け寄りLANの処置ができるか試みていた。いるまは一番近くで見ていたからか、はたまた他の理由があったのか…一人動くことができずにいた。
こさめの涙がアスファルトを濡らす。
ピーポーピーポー
[緊急車両が通ります、道を開けてください]
「救急隊です!胸骨圧迫に止血、ありがとうございます。3で代わりますね。いち、に、さん。これから病院まで運びます。誰か一人代表で着いてきてください」











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。