あなた side
今日は火曜日なのでジム〈DWAEKKI〉に来ている。
なんて他愛もない話をしながら着々とトレーニングを進めていく。
ダンベルを準備している時にも雑談は止まらない。
今までのトレーナーさんとはこんなことなかったのに、チャンビンさんは話しやすいからつい盛り上がってしまう。
あまりここら辺の地域に来たことがないから、新鮮な気分。
ここら辺って数年前から再開発されてるんだっけ。
だから新しい家とか店がたくさんあるんだな。
その中でも二階建ての洋風でお洒落なこのケーキ屋は、他のきれいな建物より一層際立って存在感を出している。
カチャ、
とても美人な女性かと思ったら男性だった…!
ていうか入って思ったけどケーキ屋って絶対スポーツウェア着て来るとこじゃないよな。
でも運良く俺以外に客はいない。ささっと買って帰ろう。
今の間はなんだ?
しかも顔面見つめられたんだが。なんかついてた?
やっぱ場違い?
そう考えていた間に包装や会計はあっという間に済んだ。手際いいな。
よし、帰ろう
フッ…やっぱり男(スポーツウェア着)が1人でこんなお洒落なとこ来るのはハードルが高かったか…
カチャン
…んー、友達判定されちゃったぜ。
すいません、チャンビンさん。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!