適当に逃げて来たのはいいものの、、、
あそこからだいぶ離れたはずなのに、
まだまだ部下は私の事を追いかける。
私の命どれだけ欲しいんだよ………
「待て!!!!」
「お前さえ殺せれば!!!」
なんて言って、追いかけて来る。
距離を離す為に、色々階段を昇ったり、
左右に曲がったりして逃げているのに、
逃げ切れる未来が見えない!!!
もう、時間が無いって言うのに………
ん???????
私が辿り着いたのは、沢山の炎が燃え上がっている所。
そう、行き止まりだ。
さっきの爆発はここら辺で起きたものだろう。
炎が広がるのも時間の問題だ。
「もう、逃げられないぞ。」
「大人しくしろ。」
私が逃げられないと判断したら、私に銃口を向ける
Skullの部下
そっちが有利って分かったら、即その判断
銃弾も残り少ない。
この状況で私が抵抗するのは相手の思うツボ。
ヒュー🍃彡_
微かだが、風の音がした。
何処か外に繋がっている道があるはずだ。
私は足を1歩後ろに踏み出す。
これで最期が決まる。
全速力で走れ。
私は後ろを振り向き、風の音を頼りに走る。
この先が出口だ。
「ッ!?おい!!待て!!!!」
なんて言って、私より遅れて走り出したSkullの部下達。
その油断のせいで、あんたらは死ぬ。
バァンッ!!!!__
地雷に引っかかり、数十人のSkullの部下が死んだ。
ちゃんと周りを見ろよな……ㅎ
暫く走り続けていると、壁に大きな穴が空いていた。
ここで終わりだ。
私は穴から飛び降りた。
私は、持っていた核爆弾を手に取る。
そして建物の入口へと、それを投げ込む。
これで、
私達の勝利だ______
バァンッ!!!!_
建物は炎に囲まれ、中にいる奴らは脱出不可能だ。
これでおしまいだ。
任務も。全て。
これで終わりなんだ。
後は帰るだけ。
でも___
少し眠りにつき___な、
バタンッ_
「ほんとにここら辺に居るのか?」
「さぁな。ボスが言ってんだ。多分居るだろ。」
「Roseさんー!!!!」
「あんま大きな声出すな」
「もしかしたらRoseさん生きているかも
しれないじゃん。」
「生きてたら凄いよ」
「だな。消防車5台行ったんだろ?
結構な大火事だったって事だからな。」
「そんな行ってんの?」
「うん」
「ねぇねぇ見て!!このネックレス!」
「んぁ?って、それって………」
「Roseさんがいつも付けてる奴じゃん!!」
「えぇ!?そうなの!?!?」
「近くにいるはずだ。早く探すぞ!!」
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㊗️100話!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。