第3話

.*・゚ 儚い希望と罪の味 .゚・*.
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2025/06/30 09:00 更新
 とある 、名もなき街  ___  
 オレが住んでいたはずの街は
 今ではどこもかしこも崩壊しており 、
 昔の活気な雰囲気はなくなっていた 。
 スラム街 、と言った方がいいのだろうか 。
 それほど 、街は原型を留めていなかった 。
 そんな壊れかけた故郷を見て 、
 オレは小さく溜息を吐いた 。
 
レイ
レイ
 はぁ  …  本当 、嫌ってほど 
 何も変わってないっすね 
 
 オレは少し懐かしそうに 、
 でもどこか軽蔑するかのように
 故郷を見つめながら小さく呟いた 。
 黒の軍の K にお使いを頼まれていたオレは
 国境を跨る橋を渡り 、遠い街へ来ていた 。
 その帰る途中で丁度故郷が近いことに気付き 、
 久しぶりに見てみることにしたのだ 。
   ___  あぁ 、昔と何も変わらない 。
 どこを歩いても 、どこを見渡しても 、
  " あの時 " のままの街で 。
   …  少し 、吐き気がした 。
 
レイ
レイ
   …  あ 
 
 ぼーっとしながら歩いていたら 、
 いつの間にか昔通っていた学校にいた 。
 門や扉 、壁は所々傷付いていて 、
 窓は割れてガラスの破片が飛び散っていた 。
 ここが  …  学校こここそが 、オレにとっての
 一番安全な場所だったはずなのに 。
 叶うはずのない夢を 、信じれた場所なのに 。
 
レイ
レイ
   …   
 
 そんな夢は 、完全に打ちひしがれた 。
 まるで 、オレの心を嘲笑うかのように 、
 一瞬で ___ 全てが消えた 。
 幸せな日々 、暖かい食事や布団 、
 大切な人達だって ___
 
レイ
レイ
   …  思い出しても無駄っすよね 
 
 もう彼等は戻ってこない 。
 オレがどんなに苦しんでも 、泣き叫んでも 、
 この声はきっと … 届かない 。
 もう 、過去の話なのだから 。
 オレは学校に背を向けて 、歩き出す 。
 オレは 、今いる場所で何とかやっていけてる 。
 黒軍の A だか 、戦闘狂だかは知らない 。
 ただ 、オレは  ___  死にたくないだけ 。
 今を生きることにすら全力で 、
 必死に生にしがみついているだけ 。
 
レイ
レイ
   …  赤の軍の人達も 、
 悪い人っぽくはないっすけど  
レイ
レイ
 オレの人生の邪魔をするなら 、 
 消えてもらわないとっすね
 
 オレは生きなきゃいけない 。
 見て見ぬふりをして置いてった皆の分まで 。
 だから 、邪魔する奴は誰だとしても
 絶対に … 許さない 。
 オレは自分の領地へと足を進める 。
   …  重い罪を 、胸の中に抱え込みながら 。
 
 
 堕落に向かう世界で 、 ??? は未来を幻視した 。
 新たなる人類が築く未来を 。
 滅びゆく今が 、生にしがみつく罪が 、
 彼を絡めとらんと手を伸ばす 。
 退路無く選択を迫られた ??? の選んだもの 。
 全ての罪が浄化された世界で目を覚ますのは誰か 。
            ___ Mosquitone
 
 
 レイ  ショートストーリー / 𝑭𝒊𝒏  ໒꒱· ゚

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