第5話

#4
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2025/05/15 13:00 更新





翌日、ストーカーもいなくなったことだし、ゆっくり眠ることが出来て、いつも通りカフェで働く。




ちらほらお客様はいるけど、そこまで多くはない。




お客様から注文を受けたコーヒーを運ぼうとした時、触り方を誤って、とても熱いところを触ってしまった。


あなた
熱っ…!!



咄嗟に手を離してしまい、やばいと思いつつ、これから溢れるであろうコーヒーに手を出してももう遅い。




思わず目をぎゅっと瞑ると、暖かい何かに身を包まれて、遠くの方でコーヒーカップが割れる音がした。




目を開けると、


あなた
嘘…



なんと、昨日の韓国人の男性が、自分の右手を気にして顔を歪めていた。


???
よかった、間に合った…(笑)



この状況から見ると、彼は左腕で私を庇うように抱き寄せ、右手でコーヒーカップを跳ね除けたのだろう。




だから遠くの方でカップが割れて、彼は熱さから顔を歪めている。


あなた
あのっ、本当にごめんなさい!!
ちょっと待っててください…!



同僚の友達が溢れたコーヒーと、散らばったカップを片付けてくれている間に、私のハンカチを巻いた氷を彼の手に当てる。


???
そこまでしなくても大丈夫なのに(笑)
あなた
いえ…
???
怪我は大丈夫ですか?
熱くなかった?



昨日と同様、優しい笑顔でそう声をかけてくれる。


あなた
私は大丈夫です。
あなたのほうが熱かったでしょうに…



今までに何人もの女性を虜にしてきたんだろう。




改めて明るい場所で見ると、かなりのスタイルの良さ。




慌てて彼から離れようとすると、さらにぎゅっと抱きしめられる。


???
また、昨日みたいに、逃げるの?



さっきよりも少し低い声で、私の耳元で囁くものだから、思わずドキッとする。




彼の顔を見れば、意地悪そうに笑っている。


あなた
昨日はその、ごめんなさい。つい…
???
もう逃げないでくださいよ〜。
ちょっと寂しかったから(笑)



そう言って私の頭をポンポンと撫でると、ようやく離れてくれた。




とは言っても、日本人の感覚としてはまだまだ近すぎるけれども。






𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝

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