カーテンの隙間から差す光に起こされる
)ん...朝、仕事...
ふと、昨日の事を思い出す
)送ってもらって、そのまま部屋に来てもらったんだっけ。
そして、そのまま互いを求めあって
欲求を満たした...
その時を思い出して顔が熱くなる
そっと隣を見るが誰もいない
)帰っちゃったか...
その時、ひょっこりと寝室を覗くのは
里)起きた?おはよう。
)っ!なんで...
里)目が覚めたから、朝ご飯作ってたんだ。
)そうじゃなくて...
里)あ、シャワー借りたからね。
)だから、そうじゃなくて!
里)なんで、まだいるのかって?
)っ!..そうよ、なんで...
里)せっかく綺麗についたから、
見せて帰ろうと思ってw
クスクスと笑いながら寝室に入ってくる
)何が?
里)昨日、熱心につけてたでしょ?
)?
里)忘れちゃったの?ほら、見てよ。
スルリとシャツを開いて胸元を見せる
)っ!///
里)綺麗についてるでしょ?キスマーク♡
彼の胸元に濃く残った赤い花びらのような
キスマーク
里)シャワーを浴びるときに気づいてさw
)わ、わざわざ見せなくても...///
里)見せた方が君も分かりやすいかなって。
)昨日は酔ってたから...
里)そうじゃなくて...お返しに同じ場所につけておいたからね。
)!!
里)お揃のキスマーク♡
甘い微笑みに全てを見透かされるように
胸元に淡い熱を感じた気がした
終わり
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。