周りの音なんて、一切聞こえない
私には、大好きな人の声と、その人の姿だけ
ヒスンは、私のことを好きでいてくれた。
そして、私と同じように、幼馴染を思いすぎて
気持ちを伝えられなかった
気づいた時には、私も口を開けていた
1度口を開けば止まれなかった
どんどん自分の気持ちを伝えていく
でも、やっと。やっと伝えられた
1番伝えたかったこと
ヒスンに、伝えられた
「付き合ってください」って言おうとしたところを
遮るように、私の唇に手を当ててきた
そう返事をした瞬間、
私は無意識にヒスンの胸へと飛び込んだ
今までにないくらい、強く、強く抱き締めた
そう言って、私を離させ、
優しい顔で覗いてくる
私はまた、満足がいくまで
ヒスンに抱きついた
ヒスンも、私を包み込むように頭から全てを包んだ
その後すっと目を閉じる私
そうして、何をされるのかと思ったら
首元に違和感がした
きっとネックレスだ、
そう思って首元を見ると、
私が、ヒスンにプレゼントしようとしている
あのネックレスと、同じだったのだ
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。