第42話

39.
707
2026/05/25 11:00 更新





あなた
   私、こんなに幸せな恋愛   
あなた
   初めてだったよ   





あなた
   こんなに、好きでいてくれる人も   
あなた
   初めてだった   





あなた
   何回も何回も、ニキくんを   
好きになったと思う、笑
あなた
   私ちょろいからさ、好きになるんだよね   





niki
niki
   ほんとですか笑   





あなた
   うん笑 でも、ウザイくらい   
頭に浮かんでくるの
あなた
   どんだけニキくんを想ってても
あの人が、浮かんできちゃうんだよね
あなた
   それが嫌だった   
あなた
   ニキくんに失礼で、本当に嫌だった   





niki
niki
   先輩……   





あなた
   ニキくんを弄ぶようなことは
したくなかったけど、結果的には…
あなた
   そうなってたんだよね   
あなた
   本当にごめんなさい   











今までの私の行動を改めて思い返し、

ニキくんに深く頭を下げた









niki
niki
   じゃあ先輩、   





あなた
   ……ん?   










niki
niki
   最後に1つだけ、わがままいいですか?   





あなた
   う、うん…?   










そう言って、バックを探り出し、




取り出したのは、手紙封筒だった










niki
niki
   手紙、書いてきたんです   





あなた
   て、手紙?   





niki
niki
   はい、これを読んで欲しくて   
niki
niki
   あの、俺がいないところで…笑   










niki
niki
   俺あんま直接伝えるの上手くなくて、   
niki
niki
   でも、先輩にはちゃんと伝えたいから   
手紙書きました





あなた
   そっか…笑
本当にありがとう
あなた
   ちゃんと読むね   










ニキくんのてから手紙を受け取った




全てが初めてだった




こんな真っ直ぐに伝えてくれるのも
手紙まで書いてくれるのも全部









niki
niki
   とりあえず今は手紙を渡したかったから   
niki
niki
   また放課後、会えませんか   





niki
niki
   最後に   










あなた
   うん、もちろんだよ   
あなた
   最後…とかは言わないで欲しいんだけど   





あなた
   とか言ったら思わせぶりだよね、ごめん   





niki
niki
   …ほんと先輩って面白い笑   





あなた
   し、真剣なのに…!   












niki
niki
   …じゃあ、放課後また   
niki
niki
   待ってます   





あなた
   あ、う、うん…   
あなた
   またね   












そう言って、ニキくんはそこから去っていった




手に持っている手紙を開ける




そこには2枚の手紙が入っていた










あなた
    2枚も……    











折りたたまれていたのを開いて

近くのベンチに座って読むことにした
























あなた先輩へ




この手紙を書くのはすごく迷いました。
多分、直接言った方がいいんだろうし、こんな風に
文字にすると、ちゃんと気持ちに区切りが着いちゃい
そうで怖かったから。

でも、先輩にはちゃんと伝えたいと思いました。
今までしまってた気持ちも、これからの願いも。

俺の一目惚れから始まって、それから一緒に帰ったり
LINEのやり取りとか全部、どんどん特別になって、

朝は今日会えるかな、って考えたり、
廊下で見つけるたび嬉しくなったり、
先輩のたった一言で一日中機嫌が良くなったり笑

自分でもびっくりするくらい、先輩の事が好きでした



好きになった理由は一目惚れからだけど、
笑った顔も、真剣な顔も、優しいところも、
不器用なところも、鈍感なところも、周りをしっかり
見てるところも。

たくさん知るたびにもっと好きになっていきました。


でも同時に、先輩が見てるのは俺じゃないんだって、
少しずつ気づいてました。

誰かの話をしてる時とか、その人のことで悩んでる時
とか、嬉しそうにしてる時とか。

本当は苦しかったです笑
俺だったらいいのにって何回も思ったし、期待しない
ようにしても、優しくされるだけで、期待してました。

だけど、それでも好きでした。


先輩がヒスン先輩の事を大切に思ってるところも
含めて、好きだったから。

だからこれからは俺のことを頭に置かずにちゃんと、
ヒスン先輩に向き合って欲しいです。
無理して言ってるんじゃなくて、本当に。

きっと先輩なら大丈夫です。
ちゃんと相手のことを考えられる人だから。

でも、俺もしばらくは好きでいていいですか?笑
姿を見るたび、思い出すかもしれない。
先輩を好きだった時間を後悔したくないから。

こんなに誰かを大事に思えたこと、
一緒に過ごした時間、
嬉しかったことも、切なかったことも、
全部ちゃんと宝物です。

クリスマスもちゃんとヒスン先輩のことを
誘ってくださいね?チキっちゃダメですよ。

幼馴染だからって、そこで止まっちゃダメです。
想い伝えなかったら、俺怒りますから。

先輩が、恋を叶えた時、
良かったね、おめでとうって言わせてくださいね。



今まで、本当にありがとうございました。
たくさん笑わせてくれて、幸せにしてくれて
ありがとうございました。

先輩の恋がちゃと実りますように。
そして、先輩がたくさん笑えますように。




大好きでした。







ニキより























手紙を読み終えた頃には、

校門の騒ぎ声など、一つも無くなっていた。




きっと1時間目が始まったのだろう。




チャイムも聞こえず、手紙のことだけの時間だった。















私はこんな人に好きになってもらって、
これから応援してもらって、どれだけ幸せ者なのか





ニキくんに応援されたら、頑張るしかない。

ニキくんから貰った、繋ぎだもん。










あなた
    ありがとう…っ泣   






あなた
    頑張るね    











卒業までに、絶対に想い伝えます。




頑張るね、ニキくん。




そして、ありがとう。













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