第10話

ショー十日目
204
2024/05/19 04:09 更新
女の子3
女の子3
東雲さん、ちょっといい?
恐れていた自体が起きてしまった。放課後、放送室に向かおうとしたクラスメイトの女子三人に呼び止められてしまった。…これ、まさか漫画とかでよく見るやつ…?
(なまえ)
あなた
え、いや、あの…私、ちょっと用事が…。
咄嗟にそれっぽい言い訳でも思いつけばよかったんだけど、何も言えなくて、しどろもどろになってしまう。当然そんな言い訳で女子達が納得するわけもなく、微動だにしない。
女の子3
女の子3
すぐ終わるから。いいでしょ?
女の子4
女の子4
ちょっとくらい時間あるでしょ。
(なまえ)
あなた
えっ、でも、本当に用事が…!
それでもなんとか逃げようとしたけど、女子の一人に腕を掴まれてしまった。
女の子4
女の子4
いいからつきあえよ。
あ、これもう逃げられないやつだ…。
(なまえ)
あなた
はい…。
仕方なく女子達に付いていくと、校舎裏まで連れてこられた。うわぁ、こういうのって実際にあるんだ…。場所まで校舎裏とか…ベタすぎるな…。
(なまえ)
あなた
それで、あの…何の用事ですか…?
女の子3
女の子3
本当はわかってるんじゃないの?
(なまえ)
あなた
いやぁ…なんのことかさっぱり…。
初兎ちゃん関連のことだとはわかっている。けど、そんなことを口に出そうものなら「わかってるなら自重しなさいよ!」とか言われそうで…。それに、私、学校では放送室以外では初兎ちゃんと喋ってないはずなのに…。何が女子達の逆鱗に触れたんだろう…。
女の子3
女の子3
いいわ、わからないなら教えてあげる。貴方、初兎君のなんなの?
(なまえ)
あなた
…えっと、言ってる意味がよく…。
女の子3
女の子3
どれだけ理解力ないのよ?それとも惚けてるの?惚けてるんでしょうね、わからないわけがないわよね。
そんな決めつけるくらいなら最初から聞かないでくれ…。なんて思ったのが悪かったのか、女子達は更に眉を吊り上げる。
女の子4
女の子4
何その顔…?私達のこと馬鹿にしてるんでしょ!
(なまえ)
あなた
してませんよ!?あの、私用事あるんで…もういいですか?
女の子3
女の子3
いいわけないでしょ。まだ用事は済んでないのよ。ていうか貴方暇でしょ?
じゃあ早くその用事とやらを済ましてくれ、と思うが女子達は私を睨むだけで何もしてこない。確かに暇だけど一応放送委員の仕事あるし…。ていうか貴方達が放送委員押し付けたくせに忘れてるの?もう放送室行っていいでしょ、これ…。
女の子3
女の子3
もう一度聞くわ。今度こそちゃんと答えなさいよね。
今度こそ、って…貴方達決めつけるのに、答える意味あるのかな…。

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