第152話

日中の学校内
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2025/12/29 08:31 更新





ほとけside
今日も暇だ
何もすること無いから
幽霊って、本当にすることが無いんだ
一応、物には触れるけど…
それで何が出来るのかって話だよね…
りうちゃんが来てくれれば、お喋り出来て〝楽しい〟のに………………ん…?
青藍ほとけ
青藍ほとけ
(あれ、今…)
青藍ほとけ
青藍ほとけ
〝楽しい〟って……
桃瀬ない子
桃瀬ない子
何が楽しいの〜?
青藍ほとけ
青藍ほとけ
……ないちゃんか
桃瀬ない子
桃瀬ない子
ないちゃんですよ〜♪
で、何が楽しいの?
青藍ほとけ
青藍ほとけ
(聞こえてたのか…)
ただの独り言だよ
桃瀬ない子
桃瀬ない子
ええ〜
ほとけっちにしては珍しい言葉を聞けたと思ったのになぁ…
青藍ほとけ
青藍ほとけ
僕にしては、ね……
たしかに、いつもの僕から〝楽しい〟なんて言葉は出てこないから、ないちゃんが珍しがるのもおかしくはない
それにしても、本当に不思議…
この50年、一度たりとも〝楽しい〟なんて思ってもなかったのに…
…………これも、りうちゃんのおかげ、なのかな…
青藍ほとけ
青藍ほとけ
……
桃瀬ない子
桃瀬ない子
それにしても、やっぱり授業中は静かだね
当たり前だけどw
青藍ほとけ
青藍ほとけ
そりゃあね、体育は別だけど
桃瀬ない子
桃瀬ない子
体育かぁ…
桃瀬ない子
桃瀬ない子
生きてた頃は、一番得意な教科だったな…
青藍ほとけ
青藍ほとけ
……家庭科じゃないんだ
桃瀬ない子
桃瀬ない子
〝名目は〟家庭科の幽霊ですけどね()
青藍ほとけ
青藍ほとけ
体育館の幽霊の方がよかったんじゃない…?
桃瀬ない子
桃瀬ない子
それはそうかもしれないね((
青藍ほとけ
青藍ほとけ
……
なんか、心が少し軽くなった気がする
ないちゃんと話すと、不思議と心が暖かくなる
話し方なのか、ないちゃんの性格なのか
どっちでもいいけど、悪い気はしない
青藍ほとけ
青藍ほとけ
りうちゃん、はやく来ないかな…
桃瀬ない子
桃瀬ない子
っ!
ふふ♪






すちside
如月ゆう
如月ゆう
おはよぉ…
翠川すち
翠川すち
おはよう、ゆさん♪
水音れる
水音れる
おっはよ〜ん♪
紫黄黒  初兎
紫黄黒 初兎
相変わらずお寝坊さんやなw
如月ゆう
如月ゆう
本読んでると寝るのを忘れちゃって…
翠川すち
翠川すち
分かるなぁ、それ
幽霊になってから、こうして七不思議のみんなと関わる機会が格段に増えた
朝早くからこうして話したりするのも、なんだか新鮮
七不思議のみんなに会う前から、俺はよく朝早くから学校に来てたけど、その頃は七不思議のみんなとは会ってなかったもんなぁ
もっと前から出会えてたら、学校生活も少しは楽しいと思えたのかな…
紫黄黒  初兎
紫黄黒 初兎
そういえば、すち君は幽霊生活には慣れた…?
翠川すち
翠川すち
随分となパワーワードだね…()
まぁ、慣れてきたかな
水音れる
水音れる
けど、下半身が無いってのは不便ちゃう…?
如月ゆう
如月ゆう
僕ら以上に幽霊っぽいもんね
翠川すち
翠川すち
まぁ、まだそこには違和感があるけど、それ以外なら慣れたよ
でも…………
翠川すち
翠川すち
やっぱり、まだ生きていたかったな…
もし生きてたのなら、りうら君だってあんな風には……
りうら君がああなった理由の大元は、俺の死だ
俺があの日、理科室で吹き飛ばされて幽霊になって
それから、りうら君は感情を失くしてしまった
しまいには、恐ろしい事までしようとして…
すべての責任は俺にある
助けてもらったのに、りうら君に何の恩も返せないで死ぬなんて思わなかった
翠川すち
翠川すち
ッ………
水音れる
水音れる
すち君…
紫黄黒  初兎
紫黄黒 初兎
すっちーは何も悪くない
悪いのは、すっちーを死に追いやった奴なんやから
翠川すち
翠川すち
……
如月ゆう
如月ゆう
ポンポンッ
大丈夫だよ、僕らがいるから
翠川すち
翠川すち
……うん…


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