第4話

私が恋した瞬間
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2021/12/25 14:40 更新

私が駿くんに恋をしたのは、入学して間もない頃、冬馬の練習を見に行った時のこと。

小川 美乃
小川 美乃
わっ!

私の元にボールが勢いよく飛んできた。

神谷 駿
神谷 駿
すいません!
小川 美乃
小川 美乃
あ、いえ!
神谷 駿
神谷 駿
けがしてない?大丈夫ですか?
小川 美乃
小川 美乃
大丈夫です

彼はとても優しかった。

だから、ボールが飛んできたことに対しての怒りなんて1ミリも残らずに消え去った。ただただ、あの男の子が気になる。気になって仕方がない。


冬馬には申し訳ないけれど、それからはその男の子に夢中だった。


その後、帰宅途中の冬馬を捕まえた。

小川 美乃
小川 美乃
ねぇ、あのバスケ部の背が高くてスラッとしてて目が少し切れ長の人って誰?
野々田 冬馬
野々田 冬馬
あ、美乃にボール当てかけたやつのこと?あれは神谷駿だよ。
小川 美乃
小川 美乃
神谷 駿……

名前までカッコイイとは……モテるだろうなぁ。

野々田 冬馬
野々田 冬馬
何、好きなの?
小川 美乃
小川 美乃
……え、えぇっ!?

……どうして気づかれた?

私、名前聞いただけだよね?

野々田 冬馬
野々田 冬馬
ずっと見てたら分かるよ。それに美乃の好きなタイプに似てるし

完全に見透かされてる……
小川 美乃
小川 美乃
その……駿くんと冬馬って仲良いの?
野々田 冬馬
野々田 冬馬
まあな。今度紹介してあげるよ
小川 美乃
小川 美乃
え!本当!?ありがとう!


冬馬って、不器用で口下手で。


でも、人間の本質に優しい部分を持ってる。


最高の幼なじみだよ。

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