今日は神ちゃんが迎えに来ない。
だからって訳じゃないけど、いつもより少しのんびり準備をしてる。
あなた「いってきまーす」
お母さんはいつも通り居ないけど挨拶はちゃんとする。
歩きながら鞄からイヤホンを取りだし耳に当てた。
少し音楽に合わせながら鼻唄を歌っていると片方の耳からイヤホンが取られた。
あなた「ちょっと!!聞いてるのに~」
小瀧「何これ?」
私のイヤホンを自分の片耳につけて音楽を聴きながら質問してきた。
あなた「人の話聞いてないし……」
私のイヤホンを取ったのは他でもない小瀧望。
後ろから急にイヤホン取られたら普通にビックリするし、、
小瀧「あれ、神ちゃんは」
急にイヤホンをとってきたと思ったら次は神ちゃんのこと。
私は望からイヤホンを取り上げ、自分の耳からも外し鞄の中にしまいながら答えた。
あなた「何か今日は一緒に行けないって。委員会があるから」
小瀧「忙しいんやな」
あなた「だね」
今日の登校は一人だ、って思ってたら望がきて結局登校は一人じゃなくなりました。w
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。