もう、無理
最愛の人を1人亡くした私に生きる価値なんかない。生きる気力もない。
東雲家の浴槽
ザシュッ
ドクドク
ポチャン…
『おやすみなさい』__________
は…?
25時
--えななんがログインしました
プチッ
それだけ残して、奏はミュートにしてしまった。
なにか青黒い塊が胸に生まれた。
これはなんだろう?
それはすぐにわかった。
手に落ちた水が語ってくれた。
悲しさ。
瑞希のときもこの黒さはあった。
なんで忘れてたんだろう
みんなが私に感情を教えてくれてるの?
違うな。
みんなは感情を忘れたかったんだ。だから死んだ。
実のところ、もう生きるのにうんざりしていた。
もう生きる理由がないと思っていた。
消えれなくたっていい。
天国地獄へ落ちれたら。
もう、それで…。
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。