第19話

₁₉
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2025/12/19 13:26 更新




















24日が近づく。




ケーキを買う店も決めたし、


当日のことを予想していろんな用意をした。












だから、きっと成功する。

























なんて思うけども、緊張は全然和らがない。




講義中でも、他のやつと話してるときでも、


何をしてるときも優吾のことばっかり考えてる。




























講義がひとつ終わり、これから少し時間が空くので、


とりあえず部屋を出てぶらぶらしていたところ。
















突然に、優吾から電話が来た。

















普段の連絡はメッセージで済ませているので、


電話をすることはなかなかない。






だから、少々おかしいと思った。



















なにか、


今すぐ優吾の口から伝えなければいけない事があった?


























hk
…優吾?




















yg
ごめん


















聞こえた、言葉ひとつだけ。















一言だけで、すぐにわかった。












優吾は泣いていた。






















hk
…優吾、どうしたの


yg
ごめん、北斗、ごめんなさい




















yg
俺、クリスマス、遊べなくなっちゃった





















hk
え、






























優吾は、24日バイトが入ってしまったらしい。






それは優吾が意図的に入れたものではなく、


サークルの方とは違うそのバイト先の先輩が、


24日どうしてもダメだそうで。















ごめん、本当にごめん北斗、と謝る優吾。












俺も呆然としたけれど、


でも、特にダメージを受けていないふうを装って


大丈夫だよ、となぐさめる。


























だって、俺も昔、優吾にそうしてもらったから。














電話の向こう、優吾の泣く声。










それは、小学生の時の、


あのときの俺と重なって。




























hk
…本当に、俺は大丈夫だから
hk
優吾は優しいんだよ。俺だったら絶対断ってた
yg
俺も、断りたかった





















やだ、と言ってきかない優吾。


俺にどうにかできるものでもないから、


申し訳ないけど。











こんな優吾、初めて見る気がする。



いや見ていないから、正しくは聞く、か?





















理由はよくわかる。


むしろ俺が優吾に、こうしてもらっていたから、


ただそれだけ。




























hk
優吾。大丈夫だから、俺は
yg
俺がだいじょうぶじゃない
















hk
じゃあ、25日、遊べる?
























yg
…空いてる、
hk
なら25日にしようよ
hk
大学も、ある?講義
yg
ない

































そうしてもう一度、約束した。





















でも、俺は、












やっぱり、
































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