タッタッタ
今日は天気が良いので、家の外で妹と鬼ごっこをしている。それにしても寒い...まぁ、冬だから当たり前か。
ガラッ
お母さんが家から出てきてそう言った。なんて悪いタイミングなんだ...
そう言って私たちは野菜畑に向かった。
❰収穫完了❱←早い?気にしないでおくれ!
私たちが持つ籠の中には沢山の野菜と山菜が入っている
この材料でお味噌汁にしたら美味しそうだなぁ...
鬼なんて居ないよ...。きっとあまりにも恐ろしくて鬼だと勘違いしたんだよ。
するとお母さんは私たちの頭を撫でてくれた。
お母さんの手は暖かくてとても安心する...
そう言うとお母さんは台所に向かった。
お母さんが笑った顔は私が1番好きな顔なんだ。
食事を済ませると寝る支度をした。
明日はいつもより早く起きてお父さんに「行ってらっしゃい」って言ってあげようかな。
...だけど家族での明日はもうこない。だって...
私たちの目の前には血だらけになって倒れている両親が。
私たちが眠りについて数時間後、お母さんが布団の中から出たのは気づいた。
きっとお父さんが帰って来たのに気付き迎えに行ったのだろう。そう思い私はまた眠った。
だけどあれから数分間、2人は帰ってこない。
私は布団から出た。
何でお母さんとお父さんが血を流して倒れてるの...
私は急いで2人に駆け寄った。
惺星は大粒の涙を流しながらそう言った。じゃあ、お母さんは!?
生きてる!だけど呼吸が浅い...。今から町まで降りて医者を呼んだとしても時間がない...
お母さんは苦しそうな声で私たちの名前を呼んだ。
私たちは涙で顔がぐちゃぐちゃだ...
お母さんはそう言うと息を引き取った。
お母さんは私が1番好きなあの優しい笑顔を最後に見せてくれた。
私たちはずっと泣き続けた
喉が枯れるまで...
妹と一緒に泣き続けた...。
▽NEXT

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。