聡side
突然、日常が過ごせなくなった。人々の叫び声、、そして僕は、、逃げられなかった
聡「はぁっ、はぁっ、やだっ、やだっ、」
無我夢中で走る。後ろは振り返らず、前だけを見て
聡「っ、!」
逃げている最中、僕は目の前で、、
「グアッ、ギャァァァ」
聡「はぁはぁ、、」
人が鬼に殺されるのを見てしまった。僕はもう、、動けなかった
聡「やだ、、はぁ、」
息を殺して建物に隠れる
鬼「グルル」
聡「はっ!」
いやだっ、、僕もう、、
トン
聡「いやだっ!やめて!」
〇〇「しー、大丈夫。落ち着いて、、」
男の人に優しく声をかけられた
〇〇「逃げて、、というか、ここでちょっと待ってて、あいつだよね?鬼って」
僕は全力で首を縦に振った
〇〇「了解、」
男の人は鬼に向かって歩いて行った。え、、
聡「危ないって!」
鬼の前まで行った男の人は、、刀を取り出した
聡「っ!」
〇〇「。。呼吸、、、型、、」
鬼の頭が突然吹き飛んだ。そしてそのまま消えた
〇〇「、、大丈夫?俺が運んであげる」
そういい抱えられ、運ばれる。その人の顔は、見えなかった
〇〇「、、大丈夫?うん、、大丈夫だからね、」
聡「うぅ、グスッグスッ」
安心して涙が出てきた
〇〇「じゃあ、元気に過ごせよ?俺は戻るから」
聡「あ、あの!」
〇〇「ん?」
聡「あ、ありがとうございましたっ!」
〇〇「ふふっ、ああ、」
男の人は戻って行った。ほんとにありがとう
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!