ひなこ|あなたの下の名前|るな|のあ|えと|瑠美
廊下
部屋の片付けが終わり一息をつく
隣だったら何されるかわからない…
だから離れて静かで落ち着く
コンコン🚪
突然ノックの音がした
ドアを開けた瞬間…
鳥肌が立つような恐怖感が漂った
そう…ドアを開けたら…
アイツが居た
瑠美の口からぷちぷちさんの名前が出た…
しかもひなこさんの呼び方で…
多分…私が「友達作ったことない」って言って勘づいたと思った
その言葉を聞き…血の気が引いた…
恐怖心が…一気に心臓を高鳴らせた
瑠美はポケットからカッターを出した…
光沢をまとったカッターの刃は…
ザグッ
瑠美の腕に刺さった…
真っ赤な綺麗な血液が広がって…
無理矢理押し付けられ血のついたカッターを持たされた
その時…
私の中の何かは…
砂時計のように…全て落ちきってしまった_
ドタドタ
瑠美の声で…みんなが集まった…
みんなは即座に瑠美の心配をした
私は必死に止めようとした
もう…終わりと思った…
もう…誰も私を信用してくれない…
誰か…
私を…ッ
"一人にしないで"ッ…
その時…るなさんの声が部屋に広まった…
るなさんは…私を庇った…
るなさんは段々と怯え始め…
何も喋らなくなった
わかってる…
こんな騒ぎを起こしたのも…
るなさんを庇わせて怖がらせたのも…
その時だった…














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!