その日から流れるように時が過ぎた…
毎日あの廃屋に行って、2人で話したり、歌ったりする…
あっという間に時は流れる…
変わりゆくのは、季節…と僕…
段々と…外に出て、光を浴びるのが楽しみになってきたんだ…
少しづつ少しづつ…
モラトリアムなのは変わんないけどね…
朝、9時過ぎに起きて、夜が明けるまでなつくんと過ごす…そんな幸せで儚い時は突然終わってしまうもの…
そんな終わりは突然に訪れる…
この日もまた、モラトリアムに2人で過ごしたあとの別れの時だった…
ちょっと…不安を覚えてしまう…
1番恐れていた言葉…時間を終わらせるファンファーレ…聞きたくなかった…でも…聞こえてしまった…
コツコツコツコツコツコツ
ダッッ














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!