僕は戦後復興ボランティアに参加した。
たくさんの敵国の遺族たちとも対話を重ねた。
遺族が一番この重みをわかっているはずだ。
私は、戦後復興ボランティアとなった。
敵国の人たちともたくさん出会った。
しかし、あの女の子には未だ出会えていなかった。
私の視線の先にいたのは、あの女の子だった。
そして、周りには家族たちもいたようだった。
そのあと話しかけると、いろんなことを話してくれた。
話している姿はとても生き生きとしていた。
やっぱり必要なものは戦争ではない。
そう実感した。
憎しみや悲しみが蔓延する中でも、少しずつ、理解が芽生えていった。
僕は気づいた。
「平和とは、戦争がないことではない。人が人をいかに理解できるか」なのだと。
PeOmbreVum 完












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!