イアイアンから電話を受け、今私は……
ということで私は今、
アトミック侍さんの所まで来ていた
…いやなんで?
遡ること数分前
作戦会議をしていてサイタマが抜けた頃
イアイアンから珍しく、電話がかかってきたのだ
それで要件を聞いてみると
…ということだった
思わず私は拍子抜けをしてしまう
真面目な声音をしていたものだから、
てっきり怪人協会についてだと思っていた
私も鍛えないといけないし、
イアイアンが提案してきたものは悪くなかった
最初に交戦したところだろうか
あそこは少し木々が開けていて案外悪くない
…と、いうわけである
イアイアンのいる道場と言えば、
アトミック侍さんがいるところで間違いなさそうだ
私は即答で了承した()
剣術界の大御所がこんなに近く…!!
やばい、明日本当に生きてるかな??()
投げてきた木刀をキャッチし、イアイアンが構える
…相変わらず隙のない構え方だな、この人
最初やってる時もそう思ったが
うわ…アトミック侍さんも見るのか……
めっちゃ緊張しますやん()
それと同時にイアイアンが間合いを詰めてくる
速いが…お前ならそう来ると思ったぜ!
放ってきた攻撃を木刀で受け、足蹴りをかました
アトミック侍視点
俺は今、イアイとA級5位の夜猫との試合を見ている
カマが2人の戦闘を見てそう呟く
まぁそうだろうな、俺だってそう思った
最初イアイが構え、
夜猫がゆったりと構えずイアイを見ていた
だがそれにも隙がない
俺ならつけるだろうが…多分止められるだろうな
…恐らくだがイアイよりも強いかもしれんあの小娘
一通りやった頃、夜猫が息を深く吸い、
低い姿勢で構える
柔らかすぎねーか?あれが夜猫と言われた所以か
その瞬間、
俺は花びらが舞い、まるで桜があるかのような
幻想的な光景が浮かぶ
それくらい美しかった
息を忘れるほどの技だった
カマ達も魅入ってしまっている
気づけば夜猫はイアイの首に木刀を突きつけていた
いつも見ている無表情から
少しの笑みを浮かべ、イアイに手を差し伸べる
少し頬を赤らめながらその手を取る
…けっこう体力持ってかれるだろうしな←
さて、夜猫には色々聞かんといけねーことがあるな…?
あなた視点
意外とあっさり終わってしまった
それでもまだ剣の腕前は落ちてないということだな
それだけでも少しホッとしている
最近身近で一撃で仕留める奴いて自信無くすんだよなー
ほんと、自己肯定感が低くなるのなんの
びっくりしている表情で私に言う
まぁ剣術界でこんな技ねーしな
でもこれデメリットもあるんだよな
集中力を高めって言ってるから、
けっこう時間とるからこの技発動すんの命懸けになる
全部で5つあるだけどね、技
ご生憎様、私はあまり褒めなれていない
なんか、居た堪れなくなるよね(それはそう
すると頭をポンポンと撫でてくる
え!?ちょ、え、まっ…え!?(混乱)
ア…アト…アトミック侍さんが…
あた…頭撫で……
もうこれ奇跡でしょ、死んでもいいよ!?←
嬉しい気持ちとこの歳にもなって
撫でられる恥ずい気持ちで、思わず俯いてしまう
その後も色々あった
他のオカマイタチやブシドリルと対戦したり、
アトミック侍直々に教えてもらったり
本当にこんな天国味わってもいいのか…
逆に殺されない!?()とも思いながら帰っていった
やー、今日は結構充実した!走って帰ろうかな
色んなことがあってすっかりと忘れていた
でも、彼は私の…友達?だと思う
それに、お菓子もくれる良い奴だしな
お見舞いぐらい入ってやろう
病院につき、病室番号を教えてもらい
そこまで袋を持ちながら歩く
会って早々失礼じゃないか?こいつ
せっかく来てやったのに…
そう言いながらも渋々起き上がる
看護師によると、スマイルマンは
結構軽傷だったらしいので、数日経てば退院出来るそう
やっぱりもうちょっと重症でよかった気がする
骨三本折れるとか()
久しぶりにこんな感じで話す気がする
そっか、最近お互い忙しいもんな
そいつおるのに夜遅くに帰るとか
正気の沙汰じゃないだろ←
そのまま病院から出た
外はもう日が落ちようとしていた
夕日のように根性に燃える金属バットを思いだし、
まだ怪我治ってないのか、まぁあいつだし大丈夫か
と思いながらゆったりと歩いた













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!