チュンチュンチュン
小鳥のさえずりが聞こえる
ふと目を開けるとカーテンの隙間から朝日がこぼれていた
体を起こし背筋を伸ばす
ついでに横の机に置いてある時計を見ると6時だった
いつもは7時に起きているのだが
早く目覚めてしまったようだ
とりあえずリモコンを持ちテレビの電源をつける
暇を潰すと言ってもこれぐらいしか思いつかない
ガラッ
ベッドに寝転がりながら興味もないニュース番組を
見てるとドアを開け誰が入ってくる音がした
入ってきたのはここの病院の看護師の"あすか"さん
俺の担当を任されてるらしく色々とお世話してくれる
"交流会"か…
あまり人と関わることは好んでない
それは俺の病気が関係しているんだろう
進展なんかない
だってどうせこの病気は治らない
無理にこの病気に抵抗しようとしても苦しくなるだけ
あすかさんが病室から出ていく
交流会に参加するのは嫌だがあすかさんの言葉を聞くと
一回だけならと思ってしまった
俺の病名は"ばらばら病"
人と話していると自分が自分のように
感じなくなる病気らしい
あすかさんとは何故か普通に話せているが
他の人と話すと必ずしも症状が出てしまう
ベッドから降りカーテンを開ける
思ったよりも日差しが強く思わず目を瞑ってしまう
この病室は俺しかいないため結構自由に使える
病室の中心に立ち軽くストレッチをする
前あすかさんに奇病の事を少し教えてもらったが
種類が多すぎて少しだけしか覚えれなかった
症状などは少し覚えているがどれも悲惨なものだった
奇病は治療法が不明なものが多く
もし治療法があっても現在医療的に難しいものばかりだ
コンコン
ノックの音に気付きふと時計を見ると7時になっていた
あすかさんはそう言うと机の上にある内線電話を指差した
何か用件がある時や緊急事態の時はこれで連絡している
そう言って部屋を出ていく
また1人になり何をしようか考える
そう言い棚の中にあるパズルに視線を向ける
昔はこれがあればある程度の暇を潰せてたが
やりつくしてしまえば手をつけることもなくなった
しかし見慣れたはずの本棚にいつもと違う点があった
疑問に思い本棚からそれを取り出す
とても分厚く古いがどうやら本のようだ
タイトルは_____
アンケート
小説の書き方
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。