第3話

02 : 冷酷首領の愛猫
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2026/03/22 04:03 更新



nns side


目を覚ますと 、 高級そうな天井が1番最初に視界に入った
どうやら私は気絶させられた後 、 彼奴らのアジトに連れ去られベッドで寝かされていた様だ
てっきり死んだものだと思っていたから 、 少し戸惑ってしまった
そんな私に 、 隣で座っていた男が話しかけて来た

.
 あなたおはよ 、 気分はどう ? 
nns.
 えっと … 何で名前知っているんですか ? 
と言うか貴方の名前は … ぁ


そこまで話して私は気付いた
話している彼は綺麗な青色の目と 、 金髪にオレンジのメッシュ
いかにも優しい青年という見た目をした奴だ
青色の目だから 、 昨日気絶させられた人と同一人物なはず

nns.
 ( でも 、 此奴は私に構ってて良い存在じゃない ) 


私の予想が合っているのならの話だが 、 きっと彼は大物だ
価値も見込めない奴と話す時間など0に等しいだろう
彼は口角を上げて名を名乗った

fur.
 … 僕 、 風楽奏斗 。 マフィアNo.1の風楽家のボスだよ 
nns.
 … 風楽 
fur.
 奏斗って呼んでねー 笑 


私の予想は大当たりだった
裏社会に通ずる者で風楽という名を聞いた事が無い人は居ない程 、 彼はよく恐ろしいと言われている
なんでも 、 人の命乞いを聞く前に発砲してしまう程冷酷なんだとか
そんな冷酷な奴を目の前にして 、 私は動けずに居た

nns.
 で 、 風楽家の首領様は私になんの用事があるの ? 
nns.
 適当に連れてくる様な人じゃないでしょ 


彼が何をするか分からないので 、 怯えながらも質問をしてみた
本題を聞き出そうとすると 、 彼は少し笑って答えた

fur.
 あちゃ 、 ばれちったー 笑 
fur.
 じゃあ 、 早速本題ね 


首領には似合わない “ あちゃ ” なんて言葉を使って彼は答えた
バレない訳無いでしょ 、 と口から出そうになったが 、 そんな事を言ったら大変な事になるかもしれないのでギリギリで飲み込んだ
彼はそう言った後 、 何かを探る様に目線を合わせて来た
既に上がっている口角をもっと上げて 、 今世紀最大に可笑しいことを口にした

fur.
 ね 、 僕のお嫁さんになってくれない ? 


どうやら私は冷酷な首領の愛猫に選ばれた様だ


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