薄く光が差し込む部屋でゆっくり目を開ける
ぼんやりする頭、見慣れた天井。
寝てるときにかけてくれたであろう上着を返す
葛葉が固まる
若干照れたような葛葉
それを見て"可愛いな"なんて
不安そうな声で、そして顔で
引き留めるように話してくる
伸びをして顔をつくる、そして
そのまま手を振って出ていき扉が閉まるまでの静寂
背中を葛葉がじっと見ているような気がした
拠点地下
冷たい廊下を一人で歩き扉の前につく
ギィィィィ——ッッ
ジジイの声が低くなり本題へ入る
バサッッッ———
ジジイが地面へ写真を投げる。
そこに映っていたのは————
拠点
不破にローレン、イブラヒム
そして葛葉に
拠点へ入っていく私の姿。
数秒の静寂。
自分の顔から笑みが少し消えるのが分かる
しばらくの沈黙の末、前に一枚の紙が出された
その紙は——————
そこに書かれていた内容はあまりにも残酷だった
『敵組織暗殺任務』
葛葉及び、イブラヒム、不破湊、ローレンイロアス
暗殺対象と記する












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。