僕は昨日あなたと夢のような夜を過ごした。あなたと踊り場で誓いを立て、今まで以上に深く心が繋がった気がした。
あの後あなたと甘い夜を過ごしたかったが、あなたはいろいろな事が重なり、大分疲れているようだった。だから昨夜はあなたと別れお互い自室で休んだ。
しかし今日からはずっとあなたと一緒にいられる。もうあなたと会うのを我慢する必要はない。ずっとずっと一緒にいたい。そうする為にはどうしたら良いか考えていた時、僕にいい考えが浮かんだ。
あなたは以前ダンブルドアから女子の制服をもらっていた。男の姿に戻らないようにするには僕と一緒にいるしかない。だからそれを着るよう促せば、ずっと一緒に居られると考えたのだ。
我ながらいい考えだ。うまくいけば、あなたの着替えも見られるかもしれない。僕はワクワクしながら、ハッフルパフの寮へ向かった。
僕は寮の入り口でガッカリした。こんな朝早くからあなたは何処へ行ったんだ?
昨日僕と誓いを立てたばかりなのに…。
僕はあの踊り場や医務室など心当たりを探したが、あなたは何処にもいなかった。
まさかポッターの所に!?いや、さすがにそれはないだろう。でもグレンジャーのところに行っているという可能性も……
僕が考え事をしながら歩いていると誰かにぶつかってしまった。
それはルーピンだった。
僕はルーピンの言葉を聞くや否や大広間へ走った。扉を開け中に入ると、レイブンクローの女子生徒と会話しているあなたが目に入った。
なんとあなたは女の姿で、事もあろうに女子の制服姿だったのだ。
それは僕の想像を遥かに超える可愛さで、僕はしばらく見惚れてしまった。
そして思い出したようにあなたに抱きついた。
僕はあなたを隠すように上から覆いかぶさって抱きしめ続けた。
すると隣に座っていた女子生徒が言った。
僕はこの日一日あなたから離れる事が出来なかった。

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。