第39話

第39話 🐍 買い物
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2024/12/14 15:52 更新
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
あなた、あなたこっちのが似合うわよ。
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
ええ〜っ!こっちも試着してみて!
今僕はあなたとパンジーとあの恐ろしい女、グレンジャーという、いつもなら考えられないメンバーと買い物に来ている。
これがあなたと2人きりなら最高の時間だ。
しかし僕は今日一日屋敷しもべのように、3人の女たちに付いて回るという役割なのだ。

僕たちは今、ランジェリーショップに来ていた。
パンジーとグレンジャーに囲まれ、嬉しそうに、恥ずかしそうにしているあなたを見ると、僕は今にも口に出しそうだった文句を心に仕舞った。

あなたは僕と一緒にいる時とはまた違った雰囲気だった。これが女同士の成せる技なのか。

僕はただぼうっと彼女たちを眺めるしかなかった。

しかしあなたを盗られてちょっと不機嫌だった僕は、3人に声をかけた。
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
おい、これなんかどうだ?サイズもピッタリだろう?
僕は薄い素材でセクシーなデザインの水色の下着を手に取って言った。

それを見たあなたが顔を真っ赤にし、他の2人は驚いた様子でこちらを見た。
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
やっぱりそうなのね。
パンジーが僕を見て言った。するとグレンジャーがツカツカとこちらに近付いてきて言った。
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
この事はハリーには内緒よ!良いわね?
僕はグレンジャーに釘を刺された。

やっとランジェリーショップの買い物が終わったかと思いきや、次はドレスと靴選びだった。

女たちは当日のお楽しみだからと言い、僕に後ろを向いているように言った。
僕はあなたの姿も見ることも出来ず、深いため息をついた。

どれだけの時間が経っただろうか。やっとドレス選びが終わると、パンジーが僕に言った。
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
ドラコ、お疲れ様。もう帰って良いわよ。
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
なにっ!?
僕は思わず声を上げた。
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
散々待たされた挙句、先に帰れだって!?
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
そうよ、だって一緒に帰ったらあなたが魔女だってばれちゃうじゃない。来る時も別々に来たでしょう?
僕はこの2人の人使いの荒さに、開いた口が塞がらなかった。するとあなたが僕の方に駆け寄ってきて言った。
(なまえ)
あなた
ごめんよ、ドラコ。そしてありがとう。私、おかげで楽しかったよ。
それから………、…………からね。
僕はあなたが顔を真っ赤にして耳打ちしたその言葉を聞き、思わず口元が緩んだ。
(なまえ)
あなた
それから…あの下着、買っておいたからね。
僕はいつかあの下着姿のあなたを見られることを期待しながら、一人帰路についた。

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