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第10話

E p i s o d e .10
26
2024/04/07 15:57
るぅと
るぅと
あなたの下の名前なんかわかんないとことかある?
あなた
ううん!!今日習ったとこはとくに…!
るぅと
るぅと
じゃあ今日は遅いしそろそろ帰ろっか?
あなた
そうだね!!






放課後の個人練習









毎日るぅとくんに誘われて練習していた














るぅと
るぅと
じゃ、先いくね?
あなた
うん!!また明日!








私も荷物まとめて教室でるかぁ、





教室のドアを開けると窓から暖かい光が入っていた











あなた
綺麗、







大きく、眩しくオレンジ色に光る夕日











もうすぐ沈んでしまいそうだ。












ころん
ころん
おそい、
あなた
わっ!?





声を辿りに目線を下げるとドアの横でころんが座っていた











あなた
ど、どうしたの!?






気づけば私はころんの腕の中にいた



ころん
ころん
おそい。
ころん
ころん
まってた




ころんの顔を覗こうとするがさらに強く抱きしめられ阻止されてしまう



あなた
ご、ごめん、、待ってると思わなかったから
あなた
ころんも練習、?
ころん
ころん
いや、ふつーにまってた。
ころん
ころん
るぅとくんとさらに仲良くなってんのむり、
ころん
ころん
焼く……
あなた
え、、あ、
あなた
仲良くなってなんか…
ころん
ころん
嘘つき。
ころん
ころん
僕が気持ち伝えてもやっぱりるぅとくんに惹かれてるくせに。








惹かれていないといえば嘘になる。








でもころんのこと意識してるのも本当だから……



ころん
ころん
もー…
ころん
ころん
じゃあ今日寝落ち通話付き合ってくれるんなら許してあげる
あなた
え……?
ころん
ころん
するの?しないの?
ころん
ころん
10
ころん
ころん
9
ころん
ころん
8…
あなた
するするする!!!
あなた
てか…したい、



ころんの胸から離れる。
















温もりが段々逃げていくのがわかる









ころん
ころん
なに…それ、ずる


ころんは手で口元を覆った







あなた
なーににやにやしてんの?
ころん
ころん
してない…!!
あなた
へぇー?
ころん
ころん
ねぇ!!だるい!
ころん
ころん
もう、早く帰るよ!













そのままころんに手を惹かれながら帰った

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