第37話

35、譲り合いなしの喧嘩
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2026/02/23 03:28 更新
in中庭
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
うおおおおあ!!
デュース・スペード
デュース・スペード
おらあああ!!
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
すご、お互い譲り合いなしだな。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
はぁ、はぁ…..
な、なかなか鋭いの打ち込みやがる………
デュース・スペード
デュース・スペード
はー、そっちこそ……はー、やるじゃねぇか......
グリム
グリム
オマエのパンチ、オレ様のハートに響いたんだゾ……
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
グリムコイツらの親目線か?
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
ぜー、はー…………お前ら空気に飲まれすぎじゃね?
もう選手枠とかどーでもいーわ…………しんど……
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
夕陽に向かって走ろうぜ……
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
………よし。これでケジメはつけた。
俺の知ってる事は話してやる。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
(スルーすんなよスベったみたいになってるやん。)←スベってます。
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
ケジメって、なんのケジメだよ。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
俺自身の心のケジメだ。
所属寮を裏切ることには違いねぇからな。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
だが、俺はもう我慢ならねぇ!!
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
どんなに強い相手だろうが、
自分自身の力で挑んでこその勝負だろ。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
今回の大会だって、俺は自分がどこまでやれるのか
挑戦するつもりで自分を鍛えてきた。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
卑法な小細工なんて反吐が出る!
そんな勝利になんの意味がある?
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
俺は、自分自身の力で勝ち上がって
テッペン獲ってやりたかったんだ!
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
あ、こいつスゲー面倒くさい奴だ。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
そんなこと言ってやんなって。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
惨めな思いしちまうだろ。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
でもあくまで自分のためなんだな。
デュース・スペード
デュース・スペード
わかる!俺はわかるぞ!!その気持ち!!
グリム
グリム
コッチにも面倒くさいヤツがいるんだゾ。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
ラギー先輩のユニーク魔法は……
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
『相手に自分と同じ動きをさせることができる』
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
!!
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
その反応合ってるでしょ。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
よっしゃライム読み成功!
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
ライム読みなのそれw
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
操りたい相手と同じ動きをすることによって
本人の不注意にみせかけて事故を起こしてきた。
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
なるほどね。だから食堂ではバレないように
グリムと同じ動きをしてパンを交換したってわけか。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
ハイエナ野郎じゃん。
グリム
グリム
クソ~!その話が出るたび腹が立つんだゾ!
食べものの恨みは恐ろしいんだゾ!
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
今度デラックスメンチカツサンド奢らせよ。
デュース・スペード
デュース・スペード
でも、待てよ。
デュース・スペード
デュース・スペード
ターゲットのそばで階段から飛び降りるような
動きをしたら、すぐ怪しまれそうなものじゃないか?
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
確かに、デュース天才。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
一連の事件は、ラギー先輩が単独でやってるわけじゃねぇ。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
寮の奴らほとんどがグルってこと?
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
ああ、おそらくな。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
そいつが言うようにターゲットのそばで
変な動きをしていれば目立つ。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
だから、寮生どもがラギー先輩の壁になって、
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
目立たないよう誤魔化してるんだと思う。
デュース・スペード
デュース・スペード
寮ぐるみの犯行………どうしてそんなことを。
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
んー。マジカルシフト大会での順位や活躍ってさ、
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
かなり将来に響くんだろ?
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
だったら気持ちはわからなくもないけど。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
グルルル……!
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
うわ恐っ。歯ぁ剥き出して唸るなよ。冗談じゃん。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
嗚呼唸るぜ〜♪←革◯道中やめろ
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
フン!将来よりも今だろ。
今の自分の実力を見せつけなきゃ意味ねぇだろうが。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
俺が特に気に入らねえのは寮長、レオナ・キングスカラーだ!
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
アイツはすごい実力があるはずなのに
ちっとも本気を出しやしねぇ。
グリム
グリム
確かに、アイツダラダラしてるのに
めちゃくちゃ強かったんだゾ。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
だろ!?せっかく持っている力を何故磨かない!?
俺はそういうヤツが一番嫌いだ。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
3年前、レオナ先輩が大会で見せたプレイは本当に凄かった。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
だから、俺はこの学園に入れて……
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
サバナクロー寮に入って、あの人と本気ガチ
マジフトの試合がやれるんだと思ってたのに…
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
あのさーアベル
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
コイツ、さっきからずっと自分トコの寮長に文句言ってるようでいて……
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
実はすっごく尊敬していたのでは……
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
今までの事件は、奴らにとって行きがけの
駄賃みたいなものだ。奴らはもっと大きなことを目論んでる。
デュース・スペード
デュース・スペード
大きなこと?
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
ディアソムニア寮寮長、マレウス・ドラコニアだ。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
(ん?マレウス・ドラコニア?)
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
(何かツノ生えてそうな名前だな)←ツノ太郎です
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
ヤツはバケモノ並のパワーでディアソムニア寮を
2年連続優勝に導いた。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
そのせいでサバナクロー寮は無得点のまま
トーナメント初戦敗退。先輩達はそれに恨みを持ってる。
デュース・スペード
デュース・スペード
無得点で初戦敗退........
優勝常連寮としてはさぞ悔しかっただろうな…
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
ああ。世界中が注目する中、大恥をかかされたわけだ。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
先輩たちはその雪辱を果たそうとしている。
しかも、卑怯なやり方で。
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
大会当日、ディアソムニア寮に
なにか仕掛けるつもりってことか。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
そしてサバナクロー寮を優勝に持っていこうと、
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
そうだ。だから、俺はその計画をぶっ潰す!
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
話は聞かせてもらったよ。
デュース・スペード
デュース・スペード
ローズハート寮長、ダイヤモンド先輩。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
これ先輩方のマジカルペンです。
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
あぁ、ありがとう。
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
アベルちゃんナイス♪
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
伝統ある大切な行事を私怨で汚そうだなんて、許せないな。
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
どうする?リドルくん。
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
今までのラギーの犯行も証拠がない以上
断罪することはできない。
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
狡賢いレオナ先輩たちのことだ。
今告発してもうまくかわすだろう。
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
つまり犯行現場を押さえるっきゃない、ってこと?
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
ボクに少し考えがある。まずは…
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
待て。知ってる情報を話しはしたが
俺はお前らとツルむつもりはねぇ。
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
え~。ここにきてそれ言う~?
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
自分の寮の落とし前は自分でつける。じゃあな。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
でも、今までの事件も止められてないよね。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
……あ?
グリム
グリム
ひ、久々に出たんだゾ.......
まひこのグサッと鋭い一言……
デュース・スペード
デュース・スペード
確かに1人対寮全員じゃ、勝算が低いよな。
アベル・センチュリー
アベル・センチュリー
本当に止めたいと思うなら力を合わせようよ。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
…………、いいだろう。話くらいは聞いてやる。
ジャック・ハウル
ジャック・ハウル
だが。もし気にくわねぇ作戦だったら、俺は抜けるぜ。
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
コイツ、マジめんどくさ.......
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
頑固さではエースちゃんたちもどっこいだけどね~
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
じゃあ、さっきの話の続きをするよ。まず……

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