誠一side
あのあと、仁は走って帰った、状況が状況やったから泣いたのかもしれない
だが、そんな事は分からず
俺は目を覚ましたらば朝になっていた
俺と健三は恵美の病室で寝落ちしたらしい
変な、感情やな、
なんか、最近涙脆くなったな、
なんかもう…どんな感情なのかもよう分からへん
恵美は、辛くないのか…
自分が、もうちょいで死ぬ事が分かってるのに
怖くないんか……
それとも、俺らを気づかって…
一瞬、そう思ったが、
ギューッ
やっぱり本当の感情はこれやな、
恵美は、健三と俺を抱きしめながら泣いた、
その日、感情に任せて一日中泣いて、話した
恵美の中でもう死へのカウントダウンが始まっているのにもかかわらず
大事な一日を使ってしまった、
けど、後悔はしてへん。
俺からの恵美を助けたいっていう気持ちが
強く、芽生えたからだ
この一日をこの3人は見ていた
残り13日



















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。